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- Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163206400
作品紹介・あらすじ
連続殺人鬼としての過去の記憶に苛まれる遺伝子研究者、幼年期に悲惨なトラウマを負った宗教団体「ツシマ」に復讐を企てるベンチャー企業社長、教団内でのイニシアチブを失いかけている「ツシマ」代表、家庭崩壊に見舞われたノンフィクションライター。それぞれの瑕、それぞれの欲望を抱える四人が出会い、想像を絶する結末への疾走がはじまった…。「幸福」を求めてもがきつづける怪物的人間たちを描く傑作長篇小説。
感想・レビュー・書評
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最初から最後までずっと続く不穏な空気。
何がどう、とか、だからこう、とかではないその不穏さこそがこの作品の魅力だ。門番の物語はその象徴であり、また、踏み絵でもある。
彼等に共感ないしは同調できるような気がする私もまた、普通の感覚でいえば「おぞましい」のであろう。
空を見上げれば、上空の白い雲と低空の黒い雲はそれぞれの気流に流されてまるで別の方向へ流れていく。雲散霧消する自らを顧みて、鏡面のような湖に憧れる心理自体に罪は見出だせない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今話題の内容だったけど、消化不良、何も解決していない、読みやすかっただけかな
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