魔神の遊戯 (本格ミステリ・マスターズ)

  • 文藝春秋 (2002年8月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784163211503

みんなの感想まとめ

連続殺人事件が発生したネス湖畔の小さな村を舞台に、旧約聖書の魔神を思わせる奇妙な状況が描かれます。遺体の異様な配置や村人たちの恐怖が、物語の緊張感を高める要素となっています。特に死体の登場シーンは印象...

感想・レビュー・書評

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  • ネス湖畔の小さな村で起きた連続殺人事件。
    旧約聖書の魔神が起こしたかのような遺体の状態。
    それが奇妙な場所に配置され、謎は深まり、村人の恐怖は強まっていく。。。

    手記が、長い。。事件に対して必要な内容なんだろうけど、長すぎて本文の方が分からなくなってきて、最後まで読んでも何だかよく分からないまま終わってしまった感じ。
    御手洗さんも結局最後だけや〜ん。

  • 死体の登場シーンが凄い、に尽きる(笑)。とにかくど派手。もちろん、それだけじゃないことは言うまでもなく。さすがは本格ミステリ・マスターズ。
    実は事件が起こるまでの前置き、けっこう長かったのね。だけどそんなのをぜんぜん感じさせない。特に事件が起こった後はどっぷりはまってあっという間に読めてしまうこと間違いなし。タイトルも上手いし。

  • 御手洗シリーズ。「眩暈」や「ネジ式ザゼツキー」と同系統。「やっぱり違ったか」と言った感じ。

  • 御手洗シリーズで、「眩暈」「ネジ式」「ロシア軍艦」と同じ脳にこだわった話。ネス湖畔で起こるバラバラ殺人。犯人の名前が出た時、一瞬「誰だっけ?」、前を見返して、ああ、伏線がばりばり張ってあるじゃない・・・とすっかりだまされ、すっきり謎が解けて久々に面白かった。やっぱり御手洗さんはこうでなくちゃと言う感じ。酔いどれ作家の文章がちょっと読みにくいけど。

  • 久しぶりに読んだ御手洗作品。やっぱり御手洗先生一人だとなんかなぁ・・・。

  • 御手洗潔シリーズ。御手洗が語るネス湖湖畔で起きた不思議で恐ろしい連続殺人事件の話です。村中の誰もがお互いに知り合いというような小さな田舎町で、次々と女性が殺されていきます。殺された人達の共通点は何か。それにユダヤ教の問題もからめて話は進んでいきます。最後にはどんでん返しもあり!

    でも、いまいち盛り上がりに欠けたような…。石岡くんが出てないからかな?御手洗と石岡くんは二人でいてくれた方がやっぱりファンとしては嬉しい。早くスウェーデンから帰って来て〜!

  • 久々の御手洗シリーズは面白かった。しかし、今後に向けての不安も残る。NYのテロの影響かのか、イスラエルやアフガニスタンにちなんだエピソードも多く出てくるが、これはこの作家の特徴のひとつ。島田作品にしては珍しく、無駄と思える部分が目立ったが、意外なラストへとなだれ込む展開にはスキがない。

  • メインの仕掛けは2ちゃんで好奇心に負けて見ちゃったんだけどそれ以外の部分のサスペンス風味が凄い。魔神の咆哮といい引き千切られた死体といい奇想は流石。それが合理的に説明がついちゃうんだから凄いよね。御手洗のかっこよさもいつものままでした。ただ欲を言えば語り手は石岡がいいなぁとか思ったり。

  • なんというか。派手な謎の割りに、肝心の解決はそちら方面では無く、全く別の方向ですか。みたいな。要するに、拍子抜け。

  • 久々に御手洗潔シリーズの長編を読んだけど、この作品は結構楽しめた。最後のほうでいい意味で裏切られたし。

  • 御手洗潔シリーズ。

    舞台はスコットランド、ネス湖のほとりにある小さな村。そこで起こった連続バラバラ殺人事件。遺体の一部はまるで魔神が行ったかのように引き千切られていた。スウェーデンから来た、ウプスラ大学の教授であるミタライがこの難事件に挑む。

    具体的な犯人の正体はともかく、どの人物かまでは途中でおおよその見当がついた。まぁ、これまでの御手洗シリーズを読みこなしている人であれば、何かしら違和感を持つのも容易で、トリック自体、本格ミステリものでよく見かけるパターンでもある。なので、これまでのように、ヤラレタ!!っていう感は持てなかった。でも、舞台背景の描写はいつもながらに良い。霧のたちこめたスコットランドの片田舎に魔神の咆哮。雰囲気抜群。ミタライが不発な分、酔っ払いと署長の掛け合いが面白かった。

  • 面白く読んだ。しかし、このような大ボラのトリックを、ウプサラ大学教授、世界的脳科学者が解決するのは変だ。彼の設定は作品世界に合っていない。彼は双子の兄で、横浜で弟は今も開業していると信じたい。

  • ダレることなく読めたんだけど、ここまで長くする必要があったのか。
    最後あっけなさ過ぎ。

  • 御手洗シリーズ。
    ネス湖畔の小村で旧約聖書の魔神が起こしたと思わせる殺人事件。
    未来の記憶を描く不思議な画家、ロドニー。
    不思議に思われていた謎を御手洗さんが解き明かします。

    …いつのまにやら大学教授になっていてびっくり。
    短編集飛ばしたりしているからそのせいで知らなかったのかな。

    海外ミステリを読んでいるような感じでしたが、流石は島田作品だけあって読みやすく入り込みやすかった。
    途中、ティモシーでの「ミタライ教授」が御手洗さんじゃない事は気が付きました。だって会話に切れと傍若無人さが無いから。笑
    だからきっとこれはロドニーが教授のふりをしているのかな…でもそれだと検死が出来ないか…と思っていたら大学仲間だったとは…。
    そこまでは分かりませんでした。残念。

    早く石岡君の所に戻って欲しいです。笑

  • 御手洗潔シリーズ! あれですね、もう御手洗さんは日本には帰らないのかな。てっきりホームズものにあやかっていつか『御手洗潔の帰還』が出ると思っていたのですが、もう石岡君との再会はなさそうな気がしてきました。「世界のミタライ教授」で完全に安定しているようです。

    むしろ今これで日本に帰ってこられても、逆に違和感ありそうですし。もともと日本に収まる器ではなかったのでしょう。

    この作品は、作品全体の「仕掛け」は面白いのですが、正直なところ往年の感動はありませんでした。すごいトリックも驚きもなく、ふんふんなるほどそういう仕掛けだったのね、と感じるだけ。

    でもその仕掛けも、なんだかよく考えてみると、東野圭吾の昔の作品とか、折原一の作品を思わせます。面白いんだけどどこか「それズルいだろ」と思う。

    登場人物のやり取りがとてもよかったです。特にラストのあたりの、「ああよかった!」と思わせるあの演出はにくい。人間的な心情のやり取りが、むしろこの作品の魅力ではないかと思います。

    しかしそれでも、長すぎます。島田荘司の実力なら中編程度で十分なのではないでしょうか、これ。

  • 島田さんの話はちょこちょこと手記が間に挟まれることが多い気がしますが、正直そのあたりは読むのが結構つらいことも。最終的にちゃんとつながるのはすごいですが…。
    話としては微妙な感じでした。御手洗さん、早く日本に帰ってきてー!

  • 読みだしたら止まらなそうになるほど引きこまれた。
    展開はグロいはずなのだけど重くない。

  • 奇想と現実への帰着を結びつけるために、脳の領域まで踏み込んだ本格ミステリー。

    この人は宣言したとおりの作品を書いているので凄い。

  • 御手洗潔シリーズ。
    な、なんだってー。まんまと騙されました。んー恐るべしですな。
    死体をちぎっては投げちぎっては投げの魔神が実在したのかと…。御手洗先生、ラストはクールでかっこいいなぁ。それだけに物足りなさを感じないでもない。細かい謎も残るしね。でも面白かった(`・ω・´)

  • <ネタバレ有り>



    ++++++++++++++++++++++++++++++++



    御手洗シリーズ。
    犯人はわからなかったけど、初めてオチが読めました。だってなんか御手洗ったら普通だったんですもん。これはどちらのミタライさん?もしや…と思いながら読んでいたらラストでやっぱりそういうことだったかと納得。これからも御手洗には愛すべき変人であってほしい。
    犯行動機やわざわざ危険を冒してそこまでするか…?という疑問は少しあったけど、読み終わったら「面白かった!」と満足してしまうような一冊でした。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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