- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163211503
感想・レビュー・書評
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死体の登場シーンが凄い、に尽きる(笑)。とにかくど派手。もちろん、それだけじゃないことは言うまでもなく。さすがは本格ミステリ・マスターズ。
実は事件が起こるまでの前置き、けっこう長かったのね。だけどそんなのをぜんぜん感じさせない。特に事件が起こった後はどっぷりはまってあっという間に読めてしまうこと間違いなし。タイトルも上手いし。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
御手洗シリーズ。「眩暈」や「ネジ式ザゼツキー」と同系統。「やっぱり違ったか」と言った感じ。
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御手洗シリーズで、「眩暈」「ネジ式」「ロシア軍艦」と同じ脳にこだわった話。ネス湖畔で起こるバラバラ殺人。犯人の名前が出た時、一瞬「誰だっけ?」、前を見返して、ああ、伏線がばりばり張ってあるじゃない・・・とすっかりだまされ、すっきり謎が解けて久々に面白かった。やっぱり御手洗さんはこうでなくちゃと言う感じ。酔いどれ作家の文章がちょっと読みにくいけど。
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久しぶりに読んだ御手洗作品。やっぱり御手洗先生一人だとなんかなぁ・・・。
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御手洗潔シリーズ。御手洗が語るネス湖湖畔で起きた不思議で恐ろしい連続殺人事件の話です。村中の誰もがお互いに知り合いというような小さな田舎町で、次々と女性が殺されていきます。殺された人達の共通点は何か。それにユダヤ教の問題もからめて話は進んでいきます。最後にはどんでん返しもあり!
でも、いまいち盛り上がりに欠けたような…。石岡くんが出てないからかな?御手洗と石岡くんは二人でいてくれた方がやっぱりファンとしては嬉しい。早くスウェーデンから帰って来て〜! -
久々の御手洗シリーズは面白かった。しかし、今後に向けての不安も残る。NYのテロの影響かのか、イスラエルやアフガニスタンにちなんだエピソードも多く出てくるが、これはこの作家の特徴のひとつ。島田作品にしては珍しく、無駄と思える部分が目立ったが、意外なラストへとなだれ込む展開にはスキがない。
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メインの仕掛けは2ちゃんで好奇心に負けて見ちゃったんだけどそれ以外の部分のサスペンス風味が凄い。魔神の咆哮といい引き千切られた死体といい奇想は流石。それが合理的に説明がついちゃうんだから凄いよね。御手洗のかっこよさもいつものままでした。ただ欲を言えば語り手は石岡がいいなぁとか思ったり。
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なんというか。派手な謎の割りに、肝心の解決はそちら方面では無く、全く別の方向ですか。みたいな。要するに、拍子抜け。
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久々に御手洗潔シリーズの長編を読んだけど、この作品は結構楽しめた。最後のほうでいい意味で裏切られたし。
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御手洗潔シリーズ。
舞台はスコットランド、ネス湖のほとりにある小さな村。そこで起こった連続バラバラ殺人事件。遺体の一部はまるで魔神が行ったかのように引き千切られていた。スウェーデンから来た、ウプスラ大学の教授であるミタライがこの難事件に挑む。
具体的な犯人の正体はともかく、どの人物かまでは途中でおおよその見当がついた。まぁ、これまでの御手洗シリーズを読みこなしている人であれば、何かしら違和感を持つのも容易で、トリック自体、本格ミステリものでよく見かけるパターンでもある。なので、これまでのように、ヤラレタ!!っていう感は持てなかった。でも、舞台背景の描写はいつもながらに良い。霧のたちこめたスコットランドの片田舎に魔神の咆哮。雰囲気抜群。ミタライが不発な分、酔っ払いと署長の掛け合いが面白かった。
著者プロフィール
島田荘司の作品





