陰陽師 (太極ノ巻)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 411
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163217307

感想・レビュー・書評

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  • いゃ〜、このシリーズ好きやわ〜。
    毎回、晴明宅の縁側での博雅とのやり取りからスタート。庭を通して季節の移ろいを感じさせる表現力と二人の軽やかでかつ温かみのあるやり取りが好き。

    今回の中では露子姫が再登場する「二百六十二匹の黄金虫」と蘆屋道満が裏で糸引き、それを晴明がさりげなく解決する「鬼小槌」が面白かった!

    作者あとがきにも書かれているように、どの巻から読んでも楽しめるようになっているので、是非一度手に取って見てほしい!オススメ!

  • 晴明と博雅が酒を酌み交わしながら、自然の不思議について語り合うシーンからのスタートは、心地よいマンネリで安定感がある。「草や木や風や陽差しが、自然の楽の音を奏でているようではないか」とか風情のある表現だなぁと思う。

  • 定番の面白さ。短編集は読みやすく面白い。 針魔童子が筋が読めずおもしろかった。

  • 10

  • 2016.3.19市立図書館
    シリーズ6冊目
    ・二百六十二匹の黄金虫(虫愛ずる姫・露子再登場)
    ・鬼小槌(蘆屋道満からむ)
    ・棗坊主
    ・東国より上る人、鬼にあうこと
    ・覚(禅問答風)
    ・針魔童子(蘆屋道満からむ)

    著者あとがきにもあるように寅さんかホームズかという安定の物語。晴明と博雅のコンビはかたいし、あやかしやおそろしに遭遇するもきっと晴明がきれいにといてくれるという安心感があって気楽に読める。

  • ネズミが40年生きるとことばをしゃべり始めるらしい。
    晴明さんに退治された鬼の正体が子牛ほどの大きさのネズミだったんだけど、それってカピバラでは?!

  • 道満さん凄い人なんだな。方術比べが有名すぎてしかも描写が小者な感じのが多いから、そんな人なのかと思ってたけど鬼小槌で色々やらかしてる事が書いてあって本当に凄い人なんだと。
    覚が印象的。怖い。でも方術ではなく視覚トリックで消し去るって手法が面白い。そういえば力業で倒すっていうのがないのに気づかされる。「呪」による発想の転換で解決するって改めて面白いと感じる。

  • 普通。
    面白かったけどすごくということはなかった。

  • 季節が移り変わる美しさ。ゆるりゆるりと感じたくなる。

  • ゆるりゆるりと時間が過ぎていく。

    『二百六十二匹の黄金虫』という話が一番好きだなぁww
    露子姫男前だ…!

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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