まひるの月を追いかけて

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163221700

感想・レビュー・書評

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  • うーーーーん…もやもやして腑に落ちない。。
    「まひるの月を追いかけて」というタイトルには確かに見合った不安定なお話だけど。
    奈良の雰囲気、旅の描写が素晴らしいだけに、お話がもやっとで勿体ない感じ。
    あと誰にも共感できず。最初は面白かったけど。。すっきりしない。

  • 奈良はいい

  • 物語はやけにゆっくりと進むものの、奈良の街並みや、お寺の様子などを細かく書いてあるので、読むに退屈はしない。研吾が愛する女性については、静でないと分かったと同時に気付いたが、結末で現れてくる彼女という像が、あまりにも人間として冷ややかで、比べて妙子が感情豊かで温かな人間であることに気付いた。奈良に旅をしたくなる本。

  • 2013年9月22日に開催された、第9回ビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「映画化したい本」。

  • 恩田さん得意の手法。

    展開にどきっとさせられました。

  • 奈良のお寺・古道を失踪した男を探しつつ歩む2人の女性連れ。そしてこの3人の主な登場人物だけではなく、意外な人が実はキーパーソンだったということが最後に明らかになります。異母兄妹でありながら疎遠だった研吾と静。そして研吾の恋人優佳利とその友人・妙子。そして・・・登場人物全ての孤独が浮き彫りになるような小説です。「夜のピクニック」の姉妹編ともいうべき本です。古都の旅とともに、不思議な謎を解くような興味で読むことができます。山之辺の道、奈良公園、法隆寺、薬師寺、白毫寺、中宮寺などの情景描写が美しく、読者自身の過去の自分史を懐かしく感じさせてくれるように思います。

  • 研吾と静ママはいつから?って疑問が湧く。
    どっかに出てきたかな?
    優佳利と妙子が無駄死にっぽい気がして哀れ(:_;)

  • 恩田さんのわざわざさせる物語に最近出会っていないなあ… だけど、やっぱり、作品の中に散りばめられている文章が好きだなあと思う。恩田さんは私の想いを代弁してくれる作家さんだから。私は全然うまく表現できなくて、くすぶる感情だけを抱えているのに、作家さんってすごいなー!

  • 恋愛小説みたいだけど、私にはよくわからなかった。
    よく考えて読めっていう話だけど、感じてくるような物語ではなかった。
    なぜ奈良をそこまで強調したいのかなぁ。
    うーーん、よくわからんし、すっきりしない終わり方やわ。

  • 研吾の創作の『洞穴のロウソクの話』の ロウソクは、震える声で小さく「ああ」と叫んで燃え尽きました。の部分が良かった。「ああ」が。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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