花に舞う鬼

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 36
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163238302

作品紹介・あらすじ

美男の血したたる名門三代にわたる歌舞伎グランド・ロマン!「役者たちの地獄を見せたかった」と東芙美子は歌舞伎座の裏で呟いた。のぞいてはいけない!楽屋うちの秘め事の数々。

感想・レビュー・書評

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  • 女形の後継に外部の子をいれるとなり渦巻く愛憎、その中心人物たる蛍一郎の才能人柄に惚れ嫉妬する人間模様

    あまりに傾いた世界観、今でもそうなのかしら?
    設定に矛盾を感じたが書き下ろしなので読めていないのだろう
    普通に登場人物全員嫌いだった笑 傾けない一般人ですわ

  •  読む順は、『梨園の娘』と逆にはなったが、それはそれで良かったのかも。
     近作の方が、よりエンターテイメントの雰囲気を上手に増したことが分かるから。
     約十年、息の長いシリーズ。

  • あれもそれもこれも全部詰め込んだ感じ。
    おなかいっぱい、です。

  • 美貌にも才能にも恵まれた4人が繰り広げる歌舞伎グランド・ロマンと銘打っているが、「これってBL?」って思えてしまうくらい、ドロドロの愛憎劇。

    先に続編となる「梨園の娘」を読んで疑問だった点が明らかにされて、スッキリした。

  • 歌舞伎の名門に生まれた年子の兄弟ふたりと、女形として大成することを宿命づけられた美少年、天才肌の風雲児。美貌にも才能にも恵まれた4人が繰り広げる愛憎物語。おもしろかったです。ただの愛憎物語ではなく梨園という特殊な世界のしがらみに縛られる人々の生き様がよかった。

  • 梨園の御曹司たちの愛憎や葛藤、梨園の闇と花を描いたものです。
    …ほんとにすごいです…まず主要人物たちが必ず美貌の持ち主で、それぞれ違った美青年(美少年)なんですよ。
    まさにお耽美の世界。
    それでいて歌舞伎の世界についてもしっかり書かれてて
    華やかと言ったら無い。
    でもそれを凌ぐ愛憎劇っぷりが…もう…いっそ恐い。

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著者プロフィール

東京都在住。テレビ番組制作プロダクション勤務を経て、フリーの放送作家に。ドキュメンタリー番組、情報系番組等を手がける。著作に『梨園の娘』『美男の血』「桜花傾国物語」シリーズなど。

「2018年 『小説 昭和元禄落語心中』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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