灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163250304

感想・レビュー・書評

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  • 「灰色のピーターパン」いいなぁ。子どもと女の子にとことん優しいよなぁ。マコト。一気に読んでしまいましたが、堪能させてもらいました。ありがとう。

  • 2009年8月 図書館で借りた

  • 2009/7/26 再読

  • 今回はマコトがちゃんと活躍していた印象!タカシやサルにむしろ頼まれるという立場。「野獣とリユニオン」が特によかったな!「なぜ、おれたちの世界では不幸な者同士が、おたがいの夢を壊しあうのだろうか」っていうマコトのつぶやきに頷く。言い訳にはならないけれど、加害者だって誰かの被害者だという現実。でも最後の「池袋フェニックス計画」には苦笑。マコトの手駒全部引っ張ってきたってかんじ。副知事まで呼び出しちゃってるよ。これからこの副知事はマコトの手駒の一つとなるのだろうか・・。

  • 今回もまた切れ味のいい一人称を楽しませてもらいました。
    マコトの一人称は一文が短く、体言止めが多く、スッパリと鋭利な視線で世界を切り取っている。
    真似できそうで、真似できない、文章として保てるギリギリまでにウエイトを落とし、それはネコ科の生き物を思わせる。
    しなやかな文章だ。

  • 野獣とリユニオン



  • IWGPの6巻!
    相変わらす面白いです。
    今回もタカシがかなりかっこいいです。
    (毎回言ってる…笑)
    そして今回の解説で奇跡が起こりました。
    今ドラマ化したらどうなるか…タカシ役は松本潤!
    大好きな潤くんが大好きなタカシ役。
    これは嵐FANとしてもタカシFANとしても興奮ものです。
    是非このキャストで実写化してください!笑
    そういえばさっきまで天地人見ていて思い出したのですがサル役…妻夫木くんでしたね。
    ドラマも見てみたいな〜。


    *灰色のピーターパン
    *野獣とリユニオン
    *駅前無認可ガーデン
    *池袋フェニックス計画


    表題作の灰色のピーターパンは小学生すごいな!と。
    JKのみなさん〜。
    実は変態オヤジじゃなくて小学生が盗撮している可能性もありますよー。

    野獣とリユニオンは感動。
    終わり方がすごく好き。
    形はかわってしまったけど2人の夢が叶ってよかったです。

    駅前無認可ガーデンは考えさせられました。
    こういう保育園だって必要だよね。
    あと幼児性愛者。
    意外と石田作品に出てくる気がする。
    こんな人たちがいるから子供は外で遊べなくなったんだよね。
    これも大きな問題だと思いました。
    ちなみにタカシを雨の日に唯一動かせる人からの依頼。
    タカシの意外な一面が見れて満足です。
    でもこの巻は最後のマコトのセリフの方がかっこいいです!

    池袋フェニックス計画はスケールが久々にデカイ作品。
    それにしての相変わらずマコトすごいです!
    警察・暴力団・Gボーイズ全てからお誘いがかかる人ってなかなかいないですよね。
    そんな果物屋さんが大好きです。
    でも最後ちょっと落ち込みました。
    冬がもっと寒くなればいいなんて…泣
    個人的にはモテないマコトが好きだったみたいです。

    今回はわりと激しくない事件が多かったかな。
    ちょっとスリルが足りない感じ。
    死人が出るのはあんまり好きじゃないけど。
    でもやっぱり面白いです。
    マコト・タカシ・サルの組み合わせが大好きな私としてはこの3人が一緒に活躍する作品が見たい!…というわがままがあったり。
    もっとわがままを言えばマコトとタカシの高校時代を…笑

    6巻読んでも飽きないのは時代が進む度にIWGPも変化するから。
    毎回リアルすぎてびっくりします。
    やっぱ石田さんの作品すきだなー。
    IWGPはやっぱり集めようと決心した6巻でした。


    だが、おれたちの人生は白と黒だけじゃないはずだ。わずかな濁りもない完璧な純白やまるで光のささない究極の暗黒なんて、あんただって見たことはないだろう。おれたちはみんな灰色で、生まれたときから光も闇も同じ量だけ分かちもっている。別にカッコをつけるわけじゃないが、生きてるってそういうことじゃないか。ときによって、やばいことやただしいことを、自分でも気づかないうちにしでかし、なんとかさして立派じゃない毎日をなんとかやりすごしていくものだ。



  • 4つのお話の中では、「野獣とリユニオン」が一番心に残りました。
    マコトの活躍はいつも素晴らしい。クールなキングもカッコイイ。
    このシリーズは、どれを読んでもハズレがなくていいね。

  • ぶくろ

  • このシリーズも6冊目、かなり長続きしている。最初の頃の新鮮さはないけれども、飛行機・電車の中で読むための本としては、still愛読書。

  • IWGPシリーズの6巻

    このシリーズは、そのときの時事ネタをあつかうので、
    文庫化してから読むと、「こんなことあったよね〜」と、
    2,3年前を思い出しながら読むのが楽しい。

    主人公のクレバーなバランス感覚も、
    読んでてかっこいいなと思うけど、
    それ以上に男前なのが、主人公のお母さん(通称:最終兵器)
    この本でも、商店街の代表で街頭演説する姿は
    男前以外の何者でもなかったです。

  • やっぱりIWGPシリーズだと指が進みますな

  • いつものような強烈な事件は題材にしていなかったけど、全編あったかいお話でした。
    もうちょっとシャープな切れ味のものを期待してたんですが、シリーズ化した今、こういう巻もありかな。
    全体的に番外編ぽくって軽く読んでしまえます。言い方を変えるとちょっとものたりないなぁ

  • マコトがとにかくかっこいい。

  • やっぱりなんかIWGPは
    鋭いなあ...

    んで相変わらず
    タカシはかっこいい

  • 元ネタは時事問題。
    マンネリ化は否めないが、まぁしょうがない。
    面白いし、さくっと読めるのでOK

  • 「灰色のピーターパン」「野獣とリユニオン」「駅前無許可ガーデン」「池袋フェニックス計画」の4編。まぁ、好きなのは「野獣とリユニオン」かな〜、「灰色」は子供がませてるし、「駅前」はピンとこない。「フェニックス」は流れに作者の筆力がついていけなかったみたい。「野獣」は雰囲気を守って、まとまってる感じ。
    ともあれ、パターン通りに楽しませてくれました(笑)

  • やっぱ好きだなぁ、このシリーズ。

  • 「野獣とリユニオン」この話で心があったまりすぎて他を覚えてない(・ω・;)
    好きな本です。

  • シリーズも6作目。果物屋のマコトのままで池袋で起こるトラブルの解決に力を貸す。

    「野獣とリユニオン」は、通り魔におそわれ怪我をして仕事を諦めざるを得なかった人と、その犯人との再会の話。

    追いつめられた時、人がどこまで相手を“人間”として捉えることができるのかということについて考えさせられた。

    作成日時 2007年06月02日 09:09

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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