数学的にありえない 下

  • 文藝春秋
3.60
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本棚登録 : 501
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163253206

作品紹介・あらすじ

数学者ケインとCIA工作員ヴァナー。圧倒的窮地に陥った二人が共闘を開始した。一方ケインを追うフォーサイス博士も戦闘のプロを動員、火力とマンパワーを増強して捕捉作戦を過激化させる。これで役者はそろった。すべての布石の配置は完了した。強大な敵に追いつめられたケインの「能力」は、ついに発現する。非力な民間人にすぎない彼の唯一最大の武器が発火する-確率的にありえない連鎖反応を引き起こし、やつらの包囲網を突破するのだ。すべての物語はここに至って一点に集中し、炸裂する伏線、伏線、伏線。つぎつぎに明かされる意外な真実。そして、この長く壮絶な戦いの「目的」とはいったい何なのか?未曽有の超絶的サスペンス、結末へ向けて全力疾走を開始!第1回世界スリラー作家クラブ新人賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 評判になってたし、ようやく読んでみたけど・・・。
    信じられないぐらいの駄作!

    文章もダメ。元の文が悪いのか、訳者が悪いのかは判断出来ないが、読んでて苦痛さえ感じさせる。
    しかも展開は、超ご都合主義!あり得ないような展開・・・。

    人物の描写も粗っぽくて、感情移入どころじゃない。人物どころか風景なんかも描けてない。まるでデキの悪い中学生の作文みたいな箇所が所々に・・・。

    ラプラスの魔やら確率論など、もっともらしく書いてるが、ストーリーにはほぼ無関係。

    ラストに向かって炸裂する伏線!伏線!伏線!
    なんて宣伝してたようだけど、この伏線も超ご都合主義!

    上下二巻、読み終えるのにこんなに苦痛を感じたのは久々だな。

    出版社の宣伝に騙された・・・。

    こんな本が上下巻で4400円!?
    それこそ、ありえない値段だろ!!

  • 上巻からの続きが気になって、一気に読んでしまいました。とても面白く読めました。オススメです。

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  • 上で、たくさんでてきた話が、最終的にきれいにまとまって解決できてよかった。
    ケインが賭け事をする時に、どんなに先読みしても望む手が出ない、過去に起こったことは改変出来ないから。
    ラプラスの魔になったとしても、選択できる未来がわかるだけ、万能?ではないんだなーと思った。
    最後、どうして、ケインがラプラスの魔に選ばれたのか、どうして事件に巻き込まれたのか、、、なるほどーと思った。
    おもしろかった!

  • あれとかアレより、完成度が高い。3つしか知らないけど。

  • 集合的無意識。

  • まあ上手く収まった
    やっぱりタイトルに引っかかる
    面白いのに
    残念

  • なるほど、「数学的」というのは、「確率的」ということだったのね。
    一つのちょっとした挙動に連動して、展開が進んでいくピタゴラスイッチみたいな。

    後半からは読む手が止まらなくなりました。

    このあとその能力を得たケインはどう生きていくんだろうとか考えてしまう。

  • 1

  • 「数学的にありえない」というよりは、「物理学的にありえない」の方が内容的には適切だと思います。
    が、「数学的にありえない」の方がキャッチーですね。

    ラプラスの悪魔(本書では「ラプラスの魔」)と不確定性原理を組み合わせて、未来を予知できる人間(とはいえ、的中率は100%ではないですが)を設定した小説でして、個人的には、東野圭吾の『ラプラスの魔女』に近いものを感じました。

    設定や登場人物の駆け引きに強引さを感じたのは、原著ではないからかもしれませんが、もう少し設定が丁寧だと、もっと面白かったかもしれません。
    そういう意味では、若干、残念な作品かもしれません。

    ちなみに、松岡正剛のWEBサイトである千夜千冊にも、この本が紹介されているのですが、そのサイトでは、「癲癇(てんかん)」とすべきところが、すべて「癇癪(かんしゃく)」になっていました。
    おそらくこれは、致命的なミス(松岡正剛によるミス)で、このミスをしてしまうと、この本の世界観が、ガラッと変わってしまうように思いますので、今後、この本を読まれる方は、そういうミスはしないよう、気を付けてくださいね。

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