- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163253206
作品紹介・あらすじ
数学者ケインとCIA工作員ヴァナー。圧倒的窮地に陥った二人が共闘を開始した。一方ケインを追うフォーサイス博士も戦闘のプロを動員、火力とマンパワーを増強して捕捉作戦を過激化させる。これで役者はそろった。すべての布石の配置は完了した。強大な敵に追いつめられたケインの「能力」は、ついに発現する。非力な民間人にすぎない彼の唯一最大の武器が発火する-確率的にありえない連鎖反応を引き起こし、やつらの包囲網を突破するのだ。すべての物語はここに至って一点に集中し、炸裂する伏線、伏線、伏線。つぎつぎに明かされる意外な真実。そして、この長く壮絶な戦いの「目的」とはいったい何なのか?未曽有の超絶的サスペンス、結末へ向けて全力疾走を開始!第1回世界スリラー作家クラブ新人賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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評判になってたし、ようやく読んでみたけど・・・。
信じられないぐらいの駄作!
文章もダメ。元の文が悪いのか、訳者が悪いのかは判断出来ないが、読んでて苦痛さえ感じさせる。
しかも展開は、超ご都合主義!あり得ないような展開・・・。
人物の描写も粗っぽくて、感情移入どころじゃない。人物どころか風景なんかも描けてない。まるでデキの悪い中学生の作文みたいな箇所が所々に・・・。
ラプラスの魔やら確率論など、もっともらしく書いてるが、ストーリーにはほぼ無関係。
ラストに向かって炸裂する伏線!伏線!伏線!
なんて宣伝してたようだけど、この伏線も超ご都合主義!
上下二巻、読み終えるのにこんなに苦痛を感じたのは久々だな。
出版社の宣伝に騙された・・・。
こんな本が上下巻で4400円!?
それこそ、ありえない値段だろ!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上巻からの続きが気になって、一気に読んでしまいました。とても面白く読めました。オススメです。
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物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
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返却:物性研図書室へ返却してください -
上で、たくさんでてきた話が、最終的にきれいにまとまって解決できてよかった。
ケインが賭け事をする時に、どんなに先読みしても望む手が出ない、過去に起こったことは改変出来ないから。
ラプラスの魔になったとしても、選択できる未来がわかるだけ、万能?ではないんだなーと思った。
最後、どうして、ケインがラプラスの魔に選ばれたのか、どうして事件に巻き込まれたのか、、、なるほどーと思った。
おもしろかった! -
あれとかアレより、完成度が高い。3つしか知らないけど。
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集合的無意識。
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まあ上手く収まった
やっぱりタイトルに引っかかる
面白いのに
残念 -
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「数学的にありえない」というよりは、「物理学的にありえない」の方が内容的には適切だと思います。
が、「数学的にありえない」の方がキャッチーですね。
ラプラスの悪魔(本書では「ラプラスの魔」)と不確定性原理を組み合わせて、未来を予知できる人間(とはいえ、的中率は100%ではないですが)を設定した小説でして、個人的には、東野圭吾の『ラプラスの魔女』に近いものを感じました。
設定や登場人物の駆け引きに強引さを感じたのは、原著ではないからかもしれませんが、もう少し設定が丁寧だと、もっと面白かったかもしれません。
そういう意味では、若干、残念な作品かもしれません。
ちなみに、松岡正剛のWEBサイトである千夜千冊にも、この本が紹介されているのですが、そのサイトでは、「癲癇(てんかん)」とすべきところが、すべて「癇癪(かんしゃく)」になっていました。
おそらくこれは、致命的なミス(松岡正剛によるミス)で、このミスをしてしまうと、この本の世界観が、ガラッと変わってしまうように思いますので、今後、この本を読まれる方は、そういうミスはしないよう、気を付けてくださいね。