- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163263403
感想・レビュー・書評
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おもっ!
くらっ!
角田さんの女性には毎回色んな意味で不安とか抱えさせられるけど、
今回の本はそういう感じではなく。
ただただ救いようのない小話ばかりだった。
前向きさが一ミリもない本って・・・!
でも、こういう本の描き方、嫌いではない。 -
実際にあった事件から発想を膨らませて書かれた6つの短編。事件の起こる背景にはこんなドラマがあるのかと思わされるくらいうまい。そのうまさゆえか、読んでいて段々気分が悪くなってくる。一番最後のお話が一番辛い。この事件のことを鮮明に覚えているから余計に。2012/505
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読み進める程に苦しい気持ちになり、途中で読むのをやめようかとも思った…。
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何かが欠けていたり、過大になりすぎている人達の話。過不足の原因は環境のせいだったり、未熟なせいだったり、恋で盲目になっているせいだったりする。
登場人物たちに人間らしい欠点や偏見があるので、読んでいて辛いこともあるが、共感できる部分とできない部分のバランスが絶妙で、時折自分の人生のうまくいかなかった頃を思い出す。 -
実際にあった三面記事から、膨らませて描いた短編集。私自身、新聞を読んだり、テレビニュースを見たりして、取り上げられてる事件などから、その背景などを想像してみたいということはあるけど、さすが角田さん‼️ どれも本当の事であったかのような錯覚に陥りそうでした。
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三面記事だから身の回り、自分自身にも起こり得る出来事のように思う。いつか自分も登場しそうで怖い。
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新聞を社会面から1面に向かって読む人もいるみたいだけど、私は1面から順番にめくっていく派。なので、社会面にたどりついたときには、重たい記事をたくさん読んできて「もうおなかいっぱいだわ」状態になり、小さく囲ってある三面記事はなんとなく読み飛ばしてしまいがちなのだけど、そこには当事者がいて、背景があって、悲しい事情もあったりする。今度から、社会面もじっくり読んでみようかな。いろいろと想像力を働かせて。どうしてこんな事件が起きてしまったのだろう、どうしたら防げたのだろうかと。人間はみんな、紙一重だなぁ。