みにくいあひる

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163268705

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて。
    ぎりぎりの感じ。嫌いじゃない。

  • 地方出身、都心に住む30代の女性が主人公の、短編集。
    みんな、危なげな恋愛をしていて、田舎の母に救われる、という話が多かったような。

    正直、入り込めず、途中でやめようかなと思いつつ、頑張った感じでした。
    最終話の表題作は、良かったです。
    最後にちょっと救われた感じ。

    バブル期の、トレンディードラマを見ているような気分を味わいました。

  • 全部に共通するのが、中途半端な遊び人の女性。母親との関係。
    表題作以外は若い頃のあまり幸せでない恋愛の話。分かる部分も多々あるが、軽さがあまり好きではない。
    でも最後の表題作は、同じような女性が最後に暖かい人と結婚する。一つ一つの話は好きじゃないけど、一冊の長編だと思うとおもしろかった。

  • 6つの短編集。

    まとめると、男経験が豊富だけれど、男に奔放され振り回されていく中で、いつの間にか30代になってしまい、
    しまいには精神を病んでしまい、
    一人取り残されていく中で田舎にいる母だけは理解してくれ心暖かく見守ってくれる、という感じ。

    母っていう存在は、そんなに心優しくて理解力に溢れているだろうか??

    表紙はシンプルで可愛いと思う!)^o^(

  • 嫌悪感を感じるほど嫌いではないけれど、好きでもないんだよね。いろんなものを、もう少し大切に大切にしたい。

著者プロフィール

1962年北海道生まれ。北海道大学農学部卒。’90年『結婚しないかもしれない症候群』で鮮烈なデビュー後、’91年に処女小説『アクアリウムの鯨』を刊行する。自然、旅、性などの題材をモチーフに数々の長編・短編小説を執筆。紀行、エッセイ、訳書なども手掛ける。2003年『海猫』で第十回島清恋愛文学賞を受賞。

「2021年 『半逆光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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