少年少女飛行倶楽部

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 886
感想 : 208
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163281605

感想・レビュー・書評

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  • なんのかんのと言いつつ誰かのために頑張れる主人公の佐田さんを筆頭に、純粋で真っ直ぐな飛行倶楽部の面々の活躍に心を洗われました……

    小学以来の再読で、主人公の名前の件を覚えていたくらいだったので懐かしさ半分、新鮮さ半分の気持ちで楽しめました。

    子供から大人まで楽しめる、爽やかな青春小説です

  • 小学生の頃から何度も読んだ思い出。

    中学生という何かできそうで色々厳しい状況がもどかしくもそこでしか味わえない青春ってあるよな…としみじみ。

  • ささらさやを書いた方の作品、といった方がここ最近では分かりやすいかも。
    爽やか、というより、キラキラネームの恐ろしさや、「そういやこんなやついたわ」感が強かった。主要人物だけで話が進んでいくのは分かりやすくていい。
    ボリュームはそんなに多くないのですぐ読めるのだが、ちょっと物足りないという方もいるかもしれない。

  • ちょっと変わった名前を持つ中学生が飛ぶことを目指す青春物語
    中高生向きな感じですが、大人でも楽しめるかな
    「願えば叶う」 夢のあるお話

  • 痛快、爽快。

  • SFの棚にあったので手に取ったが、SFではなかった!でもSすこしFふしぎな気持ちになれたから、やっぱりSFかな?
    いいなぁ、いいなぁ!空も飛べるはず!

  • 少年少女飛行倶楽部
    著作者:加納朋子
    人間不信になりかけている人にお薦めしたい一冊です。
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • 中学に入学した海月は、くされ縁の可愛い樹絵里に無理やり飛行クラブに入れさせられる。自らの力を空を飛ぶことを目指す飛行クラブは、どうやって空を飛ぶのか?
    思っていたよりも「空を飛ぶ」ということよりは、中学生の日常のようなところが多かったです。飛行クラブの面々は、それぞれがヘンな名前でそれぞれに楽しいことばっかりじゃないけど、飛行クラブでいろいろなことをしていくことによって、それぞれのりこえていきます。ぐふぐふ、とにやけさせられました。
    特にめんどくさがり屋なのに世話好きの海月、くーちゃんが可愛い。部長との関係なんてもーたまらんですわ(笑)。そして、私が気に入ったのはくーちゃんのお母さんとの関係。実にいまどきっぽい(たぶん)お母さんで、学校であったことを聞いて面白がったり、悪口にのっていったり、しまいにはマンガを読み始めたら止まらなかったり。ああ、こんなお母さんいそうです。(笑)いつもの加納朋子さんとは違った雰囲気ですねー。もっとこういう話も書いてほしい。青春ものが好きな人にはおすすめ。

  • アンソロジー「隠す」の前日譚で、こっちが本編だよ~と紹介されていたので読んだ、中学生の純情青春小説。
    何だかんだで面倒見がよく、振り回される海月の語りが軽妙で隣で「聞いて下さいよー」と言われてるようにすっごい読みやすい。
    お金もノウハウもない彼らが「空を飛びたい」となるとどうなるのか、ラッキーではあるものの無茶ぶりなく語られる。カミサマ他部員のキャラも、確かに変わってるけど「あーこんな子いたっけなー」というエッセンスがあり。自分では二度と戻りたくないけど、この年頃ってまだまだ幼くて可愛いなーと思った。

    あと思わぬところで、海月ママが愛嬌あるというか楽天的でいいなーと。こういうお母さんだと人生楽しそうというかない物ねだりで羨ましい本当。

  • ああ、おもしろかったー!ヤングアダルトの本棚に並んでいたけれど、大人も十分楽しめました。学生時代を思い出しながら。
    最後の数ページが特にハラハラドキドキ。
    加納朋子さん、大好き

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著者プロフィール

1966年福岡県生まれ。’92年『ななつのこ』で第3回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュー。’95年に『ガラスの麒麟』で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)、2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞。著書に『掌の中の小鳥』『ささら さや』『モノレールねこ』『ぐるぐる猿と歌う鳥』『少年少女飛行倶楽部』『七人の敵がいる』『トオリヌケ キンシ』『カーテンコール!』『いつかの岸辺に跳ねていく』『二百十番館にようこそ』などがある。

「2021年 『ガラスの麒麟 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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