はじめての文学 村上龍

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163598208

感想・レビュー・書評

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  • 普段は過激な内容の文章を書く氏の小説だが、若者向けという題からいつもより優しい、けれど多少の毒を含んだ内容のものが収録されている。
    個人的に好みなのは「おまえ、いいな巨人戦も見れるんだろ?」です。
    主人公がアゴの細い女の子とやったのが原因で喧嘩になる話です。

  • まえがきがカッコいいです!

  • 普段あまり小説とかは読まないけど、カンブリア宮殿が好きだから借りてみた。

    希望の国のエクソダスがリアルで面白かった。
    他にも旅をテーマにしているものが多くて楽しめた。

  • 村上龍は、以前、読んだことがあるけど
    最近の作品はかなり傾向が違うみたいなので読んでみた。

    作品の一部しか読んでないから、全体像が見えないけど
    指摘はとてもするどい点をついていると思う。
    でも、私にはあんまり合わないかも。。。

  • これで希望の国のエクソダスめっちゃおもろと思って続き借りたけど、それはまた。

  • 最後の話の続き読みたいのに学校の図書館にないよー。5万冊あるんじゃないのかー!

  • 巨人の話の主人公がキレる場面が好き。いかにもっぽくて。あと空港にても。

  • 今まで村上龍ってなんかギラギラしたイメージがあって(顔?)あんまり読まずぎらいだったのだけど こんな可愛い小説を書くのだったのね そしてかっこいい! そして題名がいい いっきに好きになってしまった

  • 村上龍さんの小説は初めて読んだ。

    1冊読んだだけでは深く語る事はできないが、他の作品も読んでみたいと思える内容だった。

    特に老いたスーパーマンの話や浦島太郎、鶴の恩返しなど昔話のアレンジは「はじめての文学」という名前にふさわしく、入って行きやすいものだと思う。「希望の国のエクソダス」の出だし部分も含めて、まずは「これを試してみてください」といった感じの本ではないだろうか。

    作者をもう少し語るには、これだけでなく多くの作品に触れてみる事だと思う。

  • 村上龍の作品を読んだのはこれが初めてだったけど、スゴい良かったと思います。彼の文法や表現力は僕の好みです。この短編集には様々な話がありましたけど、「希望の国にエクソダス」が僕にとって最も印象的でした。ナマムギの存在を知った中学生達が反乱を起こすって言うのはとても面白かったです。この話を読んで、社会のコンプレックスを少し学ぶ事が出来たと思います。ナマムギの言った事、「すべてがここにある、生きる喜びのすべて、家族愛と友情と尊敬を誇り、そういったものがある、我々にが敵はいるが、いじめるものやいじめられるものがいない。」僕にははっきりとこの言葉の意味が分からないけど、「いじめがない」って事は分かります。つまり、敵と戦う戦いは存在するけど、いじめたりいじめられたりする戦いは無いってことです。それは、意味が無い戦いをしないって意味だと思います。この言葉はとても印象的でした。これからも村上龍の作品を読みたいと思います。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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