士道小説(一)「暗殺の年輪」 藤沢周平全集 第四巻

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163642406

作品紹介・あらすじ

藤沢時代小説の全貌。初期士道小説名品の数数。直木賞受賞の表題作をはじめ、この作家独自の色調は、ここにはじまる。

感想・レビュー・書評

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  • 「冤罪」は冤罪を明らかにする短編小説。しかし、冤罪を世の中に明らかにするまでにはいかない。ここは21世紀の感覚で読むと昭和の古さを感じる。日本型組織や日本社会の限界を現実的に描いている。

  • 士道小説短篇(1)

    直木賞受賞作である「暗殺の年輪」ほか、昭和48年から50年にかけて書かれた以下の短編を治める。

    暗殺の年輪、ただ一撃、紅の記憶、証拠人、唆す、恐妻の剣、潮田伝五郎置文、密夫の顔、嚔、十四人目の男、桃の木の下で、臍曲がり新左、夜の城、冤罪、一顆の瓜、鱗雲、鬼気、竹光始末、果し合い、遠方より来る、乱心、雪明かり

    計22編。
    なかでも「臍曲がり新左」が傑作。
    シリアスな作品が多い中で、この作品や「一顆の瓜」「遠方より来る」などのユーモア系は、よりインパクトがある。

  • 暗殺の年輪
    ただ一撃
    紅の記憶
    証拠人
    唆す
    恐妻の剣
    潮田伝五郎置文
    密夫の顔

    十四人目の男
    桃の木の下で
    臍曲がり新左
    夜の城
    冤罪
    一顆の瓜
    鱗雲
    鬼気
    竹光始末
    果し合い
    遠方より来る
    乱心
    雪明かり

  • 収録作品:短篇 士道小説1

    暗殺の年輪 / ただ一撃 / 紅の記憶 / 証拠人 / 唆す / 恐妻の剣 / 潮田伝五郎置文 / 密夫の顔 / 嚔 / 十四人目の男 / 桃の木の下で / 臍曲がり新左 / 夜の城 / 冤罪 / 一顆の瓜 / 鱗雲 / 鬼気 / 竹光始末 / 果し合い / 遠方より来る / 乱心 / 雪明かり

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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