「血脈」と私

著者 :
  • 文藝春秋
2.77
  • (1)
  • (1)
  • (6)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 23
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163666105

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2011/11/22

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4163666109
    ── 佐藤 愛子《「血脈」と私 20050115 文春文庫》
     

  • 1年半くらい前に本編を読む。佐藤愛子さんを含めたその家系の破天荒な人々に圧倒された。物語として自分のこと、縁者をここまで書くことは、たいへんな労力であっただろう。

    ー「血脈」を書くことによって厄介な一族を理解しようとした。結果として愛することなのだと今になってわかります。-

    ー人間はみな、大きな矛盾を抱えて生きている。六十五くらいで人間の矛盾を抱えて生きているもんだという認識を持つんだー

    愛子さん自身、男っぽい考えのさっぱりした方と思うけど、少し前にNHKのインタビューで「美しいものだけ覚えていればいい」とおっしゃっていた。すごくいい言葉だと深く印象に残っている。

  • 「血脈」を書き上げた後、作品についての講演や、対談、写真、系図などをまとめたもの。

  • 長作であった血脈の読了後、「血脈と私」という本までも出版されていると聞いて勇んで借りて読んだ。

    総集編と作者の意向といったところか。
    実際、本編の方が面白かったのでなんとも言えず。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤愛子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×