東大で教えた就職学

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163718507

感想・レビュー・書評

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  • 就活生~若手社会人が心に留めておくべきことがすべて一通り網羅されている。
    いろいろ自己流を身につける前にこういう基本を持っていること(知っていること)は重要だと思った。新入社員研修あたりに導入してもいいかも知れない。

  • 叱られに行く。
    ホウレンソウは結末から。理由は聞かれたら言う。
    失敗を分析する。

    価値観の押し付けが顕著な部分があった。
    例えば、一軒家は買う必要がない、大事なことは家族は幸せにすると書いている。
    だが、最後のページには離婚したが後悔はない。
    仕事に一辺倒な人間はだめだ。趣味とかをやれといいつつ、自営業のときは事務所で眠るほどずっと職場にいたとか矛盾した点が目立つ。
    自分を反面教師にしろという意味かもしれないが。

  •  サラリーマンは会社に守られ、育ててもらっている。自分の能力を過信し、会社、上司をバカにしてはいけない。自分も組織の一員なのだから、悪口はほどほどにしなければ自分を蝕むことになるだろう。
     新入社員の態度、特に叱られるときの態度については大変参考になる。叱られ方を誤らなければ、叱られることを恐れる必要はない。積極性を保つためにも、上手い叱られ方を身につけたい。但し、挨拶、表情といった総合的な態度能力が社会人になってから訓練によって向上し、出世に影響を与えられるとは思えない。
     ”今の自分は今まで自分が考えてきた自分のイメージであると言える。”は本当だと思う。まずは良いイメージを持つことが、3年後に「化ける」ことにつながっていくのではないか。

  • 初任給とか福利厚生とかで選ばない方がいいんだねくらいが目新しいところかな。なんとなく感じてはいたけど、明言している本は初めてかも。まぁ読み飛ばしていただけかもしれないが。

    何をその会社に求めるかの違いだとは思うけれど、もう一つの会社にずっといつづけることができる時代ではなくなったから、若いうちからそんな居心地の良さを求めるよりも、ブラックに近くてもいいから自分の能力を伸ばせる会社を選んだ方が良いのかなと最近思う。

  • 最初この手の本はあまりいい本が無いと思い、読むのを躊躇しましたが時間もあったので読みきってみました。
    「東大の~」系は本当に内容がないものが多く、「これで東大の講義かよ」と入試の難しさにも比例せず、国の最高学府としてのプライドなど微塵も感じない本が多いです。まぁ「なんだこりゃ」程度の本というか。

    読み進めていくと、最初のうちはなるほどなと、理解していることでも再確認できるような口語表現が多く(結構辛口)、よって好き嫌いが分かれる文章構成です。
    これからの労働者に求められるものとして、
    ①知識の切り売りだけでは食って行けなくなっていくのだよと、だから考えを自分なりに応用させて食っていく手段にしていかなくてはならないよ、という表現はズバッときました。

    ②会社で一番偉いのは顧客だ
    については「?」な状態。会社に顧客は存在しないし、とツッコミを入れる。
    顧客を大事にしろ、というならそれはそれで違う表現がないかなと。
    またよく、顧客は神様だ、というような企業がありますが、それは宗教じみています。顧客を崇拝しなければやっていけないような会社なら潰れてしまえ。

    ③生活費を稼ぐために仕事をしている人と、何か歴史的なものとか、大義名分がある仕事をしている人の仕事の内容は、変わってくるというもの。これについては呆れてしまった。生活をナメてるのかなと。しっかりと生きて行くために仕事をしている人になんていうのかな、と。まぁ一言、「生活なめてんな」。

    ④よくいるのが、日本語で十分に意思の疎通可能な表現をあえて英語のカタカナにして話す癖がありますね。
    英語が全然しゃべれない、喋れたとしても発音が糞みたいなものなのに、なぜか日本語にカタカナ英語を多用する。
    特にいつも思うのが、カテゴライズする、とか、コミュニケートする、といったもの。カテゴライズもコミュニケートも動詞なんで、カテゴライズする、は、範疇付けするする、みたいな意味になっているし。
    日本語で十分意思疎通可能なものについてはカタカナ英語使わないでほしい。

    ⑤同じことの繰り返しが多い。
    とにかくしつこい。
    またか、と何回も思う。
    内容がないならもっとまとめて本も薄くして値段も安くしてほしい。

    最後にひとこと、「これが東大か?」

  • 感想
    思いついたままに書きましたって感じがするのはうちだけ?
    むしろ入ってからどういう心掛けで仕事をするかがメインです。
    それが証拠に仕事の選び方って銘打ってるのにも関わらず、内容が心構えになっています。
    内定をとってから、そして入社数カ月で読むにふさわしいかも。


    学びは…
    自己投資に余念なく、
    うまく周りを使い、
    独り立ちせよ

    ってところでしょうか。




    内容

    日本のサラリーマンとしては与えられた仕事をいかに好きになるかのほうが大切

    ●仕事を選ぶときの考え方
    1 良い条件より自分に合った仕事
    2 成長期の会社
    3 大企業は待遇が良いが、チャンスはやってきにくい
    4 楽しめる仕事…つまらない仕事でも自分の能力をあげることを考えよう
    5 知識労働者になろう 代替不能な存在に
    6 独り立ちしよう
    7 社会とのつながりを考えよう→誇りに
    8 一生続けられる仕事


    ●会社員になってから
    ・社会貢献←会社に貢献←最良の知識←勉強、スキル
    ・給料の3倍働く
    ・顧客を創造する
    ・ルールを守る
    ・悪口は言わない
    ・5分前行動

    仕事ができる人は鞄にこだわりを持っている
    名刺は目下から渡す
    指示内容は復唱 目的、重要度、締め切り
    ホウレンソウ
    印鑑を押す時は何を得て何を失い、どんなリスクを抱え込むのかよく考えてから押せ
    若いうちは貯金や投資信託よりも自己投資
    人の幸せは健康、家族、経済、心


    ●仕事の定義
    前提:社会に役立つこと
    ユーザーに利益、会社の利益、自分の成長

    ●求められるスキル
    国語力(論理)
    課題設定力
    問題発見力 限られたものからいかに推測するか

    要求の3割増しの仕事
    目標やお手本を設定し、目指す
    素直さと誠意を大切にする
    問題を一人で抱え込まない
    おかしいと思う感性を磨く
    失敗しないは何もしていないと一緒→失敗から学ぶ
    何かするときは他人に話して客観的意見を仰ぐ
    未来から自分を観る


    ●成長
    基礎をしっかり
    テーマをもって究める
    週に5時間勉強に集中 ひとつを習得するのに500時間必要
    具体的な目標設定
    化けることを念じる 人間はイメージしたことはたいていできる

  • 働くということについて、考えるために読んだ。

  •  草間さんのこのシリーズは2冊目
     一般的なことが羅列しており、最終章以外は
     特に目立った知見なし?

     私が会社を辞めようと思った時、だけは
     興味深く読んだ。

     

  • 言っていることは当然のことのように思えた。
    つまり非常にフィーリングが合う。親父にも同じ事を言われた事ばかり。今後とも自分を見つめなおす意味でも定期的に振り返りたい本。
    人生をがんばろう!!

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