ツイッターノミクス TwitterNomics

制作 : 村井 章子 
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 890
レビュー : 121
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163724003

作品紹介・あらすじ

Web2.0で花開いた数々のツールで、ビジネスのやりかたは革命的に変わった。広告はもういらない。

感想・レビュー・書評

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  • インターネットのコミュニケーション、ビジネスに成功するための心構え、かな?
    著者はツイッターを中心に説明しているが、それ以外でも、もっと広い意味での、ネットリテラシーとして参考となる。自分をフォローしてくれる人々(本書ではウィッフィーと表現されている)増すこと、その人々にとって良い事をしていくのが結果として、自分を成長させることにつながる。信頼、尊敬、評価されることである。
    ウィッフィーを増やす原則、顧客を増やすアドバイスが示されており、ビジネス以外でも参考になりそうだ。それそれの成功例、失敗例が実例を元にしめされている。(アップル、デル、ウォルマートなど)

  • ちょうどツイッターがブームとなり、関連本が何冊も出版されていた、2010年前半に翻訳された書籍のため、このタイトルとなっているようです。
    原題は「The Whuffie Factor」(直訳すると、ウッフィーの要素)。書籍の内容としては原題のほうがよく表していると思いますが、直訳では何の本なのかわからない人も続出しそうですね。

    「ウッフィー」という言葉は、この書籍が初出ではありませんが、ウッフィーの概念を伝える上で大きな役割を果たした一冊であることは議論を待ちません。ソーシャルメディアが日常的に使われるようになった現在、従来のマーケティング手法では顧客の満足を手に入れることができず、顧客のコミュニティに入り込み、信頼を勝ち得ることが顧客満足を高めるようになってきました。
    そういう意味では、ウッフィーを「信頼」と置き換えることができるのかもしれません。信頼を高める特効薬はなく、むしろ信頼を高める目的でなされるいかなる行動も、逆に信頼を落としてしまうことになります。ウッフィーについても同様のことがいえ、ただただ愚直に、真摯に対応し続けることが、ウッフィーを増やす唯一の方法だと言えるでしょう。不思議なもので、ウッフィーというものは、ほしいと思うと手に入らず、意識していないといつの間にか得られているものです。
    ですので、ウッフィーとビジネスは相性が悪い。ウッフィーを増やせばビジネス上有利になることはわかっていても、ウッフィーを増やそうとする行動が逆にウッフィーを減らしてしまったり、そうならないとしても短期的な利益に結びつかなかったりするわけです。ウッフィー時代のビジネストレンドが、先が見えにくくなっているのは、ウッフィーの本質的な部分が先を見せづらくしているからだと言えるでしょう。

    本書の解説は、インターネット上で多数のジャーナリズム活動を行っており、MIAUの設立者でもある津田大介さんが行っています。
    立場上声が大きくなってしまうことは避けられず、ウッフィーのルールである「大声でわめき立てない」に逆らってしまっている部分もあるかと思いますが、津田さんがこの書籍を解説するのは、適任でしょう。そして津田さんの視点から、日本のソーシャルメディアのあり方、ウッフィーのありようについて、方向性を示してくれています。現実がこの通りになるとは限りませんが(ウッフィーのルールにも「無秩序をよしとする」とある)、日本でもウッフィーという言葉は理解されなくても、ウッフィーの概念が広まっていくことを臨みます。

  • この本は「実はいま起こっていること」をよく伝えている。

    社会全体から見ればまだまだ小さな事例かもしれないが、しかし変化は小さなところから始まる。

    ツイッターだけの話ではなく、要は、オンラインコミュニティで人々や企業はどう生きていけばいいのか
    という話だ。

    その根底には、オープン性、謙虚さ、フレンドリー、利他、などがある。

    そう、しかしそれは何もオンラインコミュニティに限った話ではない。

    しかし、オンラインコミュニティでは特にそれらが如実になってくる。

    だからそれらの素養を身につけた人物だったら大丈夫だ。

    オンラインコミュニティ上では企業規模はあまり関係ない。

    大きな企業も小さな企業も個人も関係なく、
    最終的にその人間性や誠実さのようなものが問われるのがオンラインコミュニティというものなのだろう。

  • 最新Twitter本がでますよ。豊富なアメリカの事例をもとに著者自らの体験から書き起こされた新しいビジネスの本。解説は津田大介さんです。注目!

  • ウッフィーを増やしましょう

  • 面白かった。
    ビジネスでオンラインを活用したいなら、絶対に読むべきだし、個人で参加している人にとっても、その振る舞い方についてとても参考になった。

    始めは、読んだら売ってしまおうと思っていたけど、今となっては読み返す気配がする。

  • 自分と相性が良くなかった。SNSにそこまでの信頼を寄せてないからか。
    基本的には企業のSNS使い方講座という本。
    どういうことをするべきか、してはいけないかを紹介している。
    企業に対して前例を紹介するという形。

    上手くいく例が多すぎる。人気になるのとならないのはどういう所かとかも話してみて欲しかった。
    ウッフィーという信頼の貨幣を最大化することが大事、価値主義に通じる
    考え方は「お金2.0」とかと近いか。SNSで多くの人と会え、情報が多くなる分だけより信頼が大事となる

    ウッフィーを増やすには①好かれること②つながること③一目置かれること
    5つの原則①聞くことから始める②信頼関係を築く③体験を創造し注目を集める④計画管理にこだわらない⑤高い目標を見つける

    顧客の満足のために①幅広い層を対象にする②コメントには必ず返信する
    ③批判を個人攻撃と受け取らない④指摘アイディアに公に感謝する⑤変更は事前に知らせる
    ⑥フィードバックをこまめに改善する⑦フィードバックを探しに行く⑧あら捜しをする人の存在を覚悟する

    コミュニティ4段階①仲間になりたい②影響力を感じる③参加により達成感を得る④体験を共有する
    製品の差①ディテールにこだわる②感情に訴える③楽しさを盛り込む④ファッショナブルにする
    ⑤フロー体験を設計する⑥カスタム化できる⑦シンプルにする

  • ネットワークの新たな価値、ウッフィーがモチベーションになる。自営業者には当てはめ、その先が読むことが出来るが一般人のウッフィー以外のメリットは何であろうか。
    商売のコツは開放性と透明性。
    かつての秘密主義は古い。
    昨今の情報漏えい問題(ウィキリークス、winny等)を見ても分かる。
    "最もシンプルなデザインが正しいデザインである。"というGoogleの基本原則とオッカムの剃刀は相通じるものがある。オッカムの剃刀とは"ある現象を同じようにうまく説明できる仮説があるなら、単純な方を選ぶべきである。"と言ったとされ、この場合、無駄を削ぎ落とすイメージで用いられる。
    TwitterやSNSに慣れることが大事できっちりした予定を立てず緩やかな予定の中で物事を進めていくことはヒントになる。
    ウッフィーを増やす五原則。
    1.大声でわめくのはやめる。
    2.オンラインコミュニティの一員になる。
    3.わくわくするような体験を創造する。
    4.無秩序を受け入れる。
    5.高い目標をみつける。
    日本とUSとの大きな差は実名を公開するか否かの点である。日本ではまだ一般人が実名を公開するのには敷居が高いと感じる。

  • 岡田斗司夫『ぼくたちの洗脳社会』で言っていることと近いと思った。
    『 フリー―〈無料〉からお金を生みだす新戦略』もそうだったけれど、10年以上も前に著された本がいまにも通用するというのは驚きだし、評価されてよいと思う(岡田斗司夫自体には思うところがないわけではないけれど・・・)。

    以下、メモ。


    ・WEB2.0の世界で成功するには、ウッフィーかポルノか運しかない。
    ・お金でウッフィーを買おうとすれば、ウッフィーは消える。ウッフィーを失えばつながりもなくなり、そうなったら誰も信用しない。
    ・ギフト経済では、与えれば与えるほどウッフィーが増える。ここが、市場経済と大きく違うところだ。それから、市場経済では万一に備えて貯金をするけれど、ウッフィーを貯めておくのは意味がない。ウッフィーには、流通することによって価値が高まるという性質があるからだ。


    【ウッフィーを増やす5つの原則】
    1. 大声でわめくのはやめ、まずは聞くことから始める。
    2. コミュニティの一員になり、顧客と信頼関係を築く。
    3. わくわくするような体験を創造し、注目を集める。
    4. 無秩序もよしとし、計画や管理にこだわらない。
    5. 高い目標を見つける。


    やっぱりお金は必要だ。
    2ドル無ければミルクも買えない。ただ、オンライン・コミュニティでは2ドルに同じ価値が無いことは覚えておいて欲しい。

    参考
    ウッフィーを図るサイト ↓
    http://www.thewhuffiebank.org/

  • タイトルに「ツイッター」とついているけれども、解説を書いて
    いる津田さんも言っているとおり、この本はいわゆるツイッター
    本ではない。
    ツイッターを含めたウェブ2.0上のあらゆるツール(ブログ、
    SNS、ポッドキャストなど)の登場で何が起きたか、そして
    これらのツールにどう向き合うか、どう使いこなすか、という
    ことについて書いてある。

    著者は、ウェブ上で得られた評判・注目を「ウッフィー」と
    名づけて、これを増やすことを説く。
    (この本の原題は『ウッフィー・ファクター』…これじゃあ
    日本では売れないね。)
    これは先日読んだ『フリー』の第12章に出てきた「注目
    経済と評判経済から成る非貨幣経済」と重なるもの。

    こう分析するだけならどうってことはないんだけれど、
    著者は増やした「ウッフィー」をリアルにうまく持ち込む
    ことに成功している。この部分について書いたくだりが
    いちばん面白かった。
    (その部分を読みながら、きっと津田さんも巻末の解説で
    「自分もそうだ」と書いているんだろうなぁ、などと想像
    していたら、案の定!)

    ウェブ上で(ウッフィーを増やすために)やるべきことと、
    やってはいけないことの両方を書いているのも本書の
    ポイント。津田さんが「バイブルになる」とツイートして
    いたけれど、それは決して誇張ではないと思う。

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