- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163750804
作品紹介・あらすじ
世界中から優れた中高生の自由研究が集まり、競うコンテストISEF。出場するのはどんな子どもたちなのか?
13人の理系高校生の感動のノンフィクション
感想・レビュー・書評
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2015.7.142015.7.28
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インテル国際科学フェア出場者のうち個性的な6人を紹介したノンフィクション。エリートばかりかと思いきや刑務所の学生やネイティブアメリカンの学生など想像を裏切られた。それぞれのエピソードにも引き込まれる。科学書というより科学フェアを舞台にした少年少女たちのドキュメンタリー。翻訳書なので若干読みにくさはあるが、おすすめです
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私はガチガチの文系で、初めは全く知識がないのにと、読むのを躊躇っていた。しかし読み始めてみると所々、専門用語は出てくるものの分かりやすく説明されており読みやすい。そしてそれ以上に自分の好きなもの、やりたいものに一生懸命に取り組む人たちの姿が描かれていて私の胸をうった。
一言では表せないほどの感動が読んでいる内にでてきてとても勉強になった。人としてのあり方について児童、生徒に読んで欲しいなと感じた。 -
高校生による科学のオリンピック。
多くの高校生が特許を取得。高度な研究の数々に唸らされる。
感嘆と尊敬の気持ちでいっぱいになります。
若者による科学の熱い世界をもっと広く世に知って欲しいと思いました。
特に思い入れのあるのは、
*「ゴミ捨て場の天才」
*「デュポン社に挑戦した少女」
*「手袋ボーイ」
*「ロリーナの声に耳を傾けて」
喘息の妹のため廃品から暖房器具を作った少年。町の水の浄化に挑戦した少女。耳の聞こえない人の声に耳を傾け発明品を考案した少年。自閉症の従妹のために画期的な教育プログラムを編み出した少女。
感動で泣いてしまう作品もありました。
『成功するために子供たちに必要なのは、やりたいことをやる、それだけなのだ』 -
おもしろいかと思って最後まで読んだけど、やっぱりしんどかったなあ。
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・アメリカの高校生科学オリンピック(サイエンスフェア)にまつわる13編からなるドキュメンタリー。
・著者は出場者の個性的な6名を取材したが、優勝者はこの中からは出なかった。
・巻末にあった日本人出場者の高校2年生の寄稿文が良かった。 -
エピソードが多めで、それぞれ話の面白味にムラもあるが…。これは素晴らしい本だと思いますね。科学は芸術だぁ!
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ノンフィクション
サイエンス
教育 -
子供が中学生くらいになった時に読ませたい。科学の楽しさが詰まった本。
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高校生の科学オリンピックとも言える「インテル国際学生科学フェア」の2009年大会にのぞんだ6人と、それ以前のフェアに参加した少年少女を追ったノンフィクション。「泣ける科学書」という帯の惹句に偽りナシ!ワタシも涙腺に直撃弾をくらった。
「科学オタク」の世界なんだろうと想像しがちだが、出てくる少年少女は実にカラフル。自閉症のいとこのために画期的な教育プログラムを作り出した少女、貧しい生活の中から必要に迫られて太陽エネルギーを使ったヒーターを開発した少年、地中の虫を手掛かりに太古の地球の姿を推定した日本人の少女(巻末に特別寄稿)など、どれもこれも希望と感動がつまった話ばかり。いきいきした高校生達に元気をもらい、これなら明日の地球は大丈夫だ!と楽観的な気分にさせてもらった。同時に、こうした子どもたちを活かすか活かさないかは、大人の責任だという思いも強くした。その意味では、「アメリカン・ドリーム」を与える場を提供しているアメリカはまだまだ他国の追随を許していない。
ところで、各章の最初にさまざまな分野の名言が載っているが、その中にヴィンス・ロンバルディの「勝利がすべてではない。勝ちたいと思う気持ちこそが重要なのだ」が引用されているのはパッカーズ・ファンとしては嬉しい限り。