- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163804200
作品紹介・あらすじ
平身低頭の30年間を過ごした会社を早期退職した「私」。故郷を見下ろす村営住宅に転居し、のどかな風景のなかで哲学書を片手に、真の自分自身を取り戻そうする男が、静かに狂っていく-いまだ善を知らず、いずくんぞ悪を知らん。
感想・レビュー・書評
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感想は下巻で
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純文学の作家だけれども、この作品はどちらかというとエンターテインメント寄りだと思う。
まだ上巻を読んだだけなので、はっきりと断言することはできないけれども、かなり意識的な文章を書いている。章立ては無く、時間の経過によって一行空けることもなく、改行する時も空きスペースは一、二文字程度という具合。文字がぎっしり詰まっているのだ。人は大抵の時間、話をしているか、何かを考えているか、読んでいるか、聞いているか、とにかく頭の中に全く言葉の無い状態というのは、ほとんど無いのではないかと思うけれど、それと似た感覚を受ける。つまり、人間の精神をいかに書くか、というテーマがこの作品には含まれている気がする。 -
資料ID:21101177
請求記号:913.6M -
イキル 怖い。もう、はらはらドキドキ。しかしこうなるしか終わらないですよね。イキルは自分の息子というより多重人格のひとりかも。
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頑張って読みました。