- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163807409
感想・レビュー・書評
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(色々と問題のある表現かも知れないが)「ブサカワ」という言葉がある。
この作者のあまりに独特な文体に接して、思いついたのはその言葉だ。
名文・美文ではないけど、いや、読みづらさから言えばむしろ悪文なのかも知れないが、なにか魅力が秘められていそうで癖になる。
この作家のファンはたぶん癖になっているのだろう。たまに強烈に読みたくなる、その感じはなんとなくわかる。
でも、私には向いてない。何を言いたいのかわからない。
私が読みたいのは「ブサカワ」じゃない。可愛いコか、さもなければ思いっきりの不細工を読んでみたい。
もうこの作家を読むことはないかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちぐはぐ。書いているうちに書きたいことが変わってきて、登場人物の性格までねじ曲げた感じ。都合が悪くなるとうやむや。
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わたしには解らない~WANTED!!かい人21面相:バトン部に所属する女子中学生。私はいつも弟を見失った楓に振り回されるのだが,グリコ・森永事件のキツネ顔の男は,部活の顧問に違いないと思っている。恋もみじ:担当している絨毯の色で呼ばれるのが常の織物工場。もみじ女工は,うぐいす女工と同室だ。うぐいす女工だけは姉さん被りをせず,帽子を被り,トラックでやってくるすずめ屋にゴムでできた痕を撫でて貰っていて,嫉妬する。「あの人 悪い人」の言葉を残して消えた白ゆり女工は多分,工場長に夜這いを掛けられ,逃げ出したのだ。うぐいす女工も実家からタンスを買ったという知らせを受けて,すずめ屋と駆け落ちを夢見る。少女煙草:私は偽の綾小路夫人だ。本当の婦人は昭和33年に病気の夫・竹林を残して宗教に走った。私は17歳で駆け落ち相手に裏切られ,この家の家政婦として住み込み,家の主人の寿命も尽きようとしている。本物の綾小路夫人に連絡をすると,以前のように口うるさい女主人も,自分の生い立ちを記した手紙を残し,再び去っていた。竹林は別居の原因となった女・鈴虫を呼んでくるようにいうが,鈴虫は只酒を貰ってくる徳利を死んだ子のように扱うだけだ。ペンキ屋の銀に69歳の私・イモ子は駆け落ちを持ちかけるが,桜吹雪の花弁3枚の入れ墨に音を上げる男と逃げるわけにはいかない。竹林が死んだ。生活を得るために質屋に持って行くのは裸の自分だけだろうか~京都付近の女の子の純情? 劣情? 夢? 憧れ? 恋に恋する? 解らない
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3話収録。
表題作は読めたけど、他は読めない。
文章のリズムが独特とでも言えばいいのか、とにかく読んでて辛い。
壊れたレコードが延々と同じフレーズを繰り返すのに似ている。一つの表現が何度も繰り返されている。繰り返す意味がよく分からない。とにかくどうも苦手…。
今はちょっと読めそうもない。
また機会があったら続きを読もう。