- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163822204
作品紹介・あらすじ
お金に狂わされずに生きるって、本当に難しい――貧乏中国人学生が臨時バイトで得た“高額報酬”の正しい使い途とは!? お金を巡る人間の喜怒哀楽と果てない欲望を描いた傑作長篇。
感想・レビュー・書評
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何気なく使っている紙幣、硬貨って流れ流れて人から人へ渡って行くものなんだと、擬人化されていることで、改めて感じて来た。
でも、なんとなく擬人化されている章の部分は、呑み込みが悪かったのも事実。
それでも、擬人化部分が無かったらこの作品らしくなかったのかも?とも思う。
中国人留学生の日々と、かつて私が親しくしていた研修生の中国人女性を重ね合わせてしまい、色んな懐かしい思い出が蘇ってきた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
楊逸さんの人柄は申し分ないのだけれど、どうも著書にパンチがない。王連仲は、田口はどうなったのか。陳さん、朗君との関わりも薄れていった。おせんにおいては、外国紙幣の人物とのやり取りがあまりに空虚だ。お仕舞いも何のことだか分からない。残念だなぁ。
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変わった小説。
主人公が二人(?)でそれぞれの物語。(スタートは同じ)
一人は楊逸さんお得意の中国人留学生の女の子、で、
もう一人が五千円札のおせん(女の子の命名)。
おせんはお金なので、流れ流れる。
お金のことはよく考えるけど、お札の移動についてなんか
考えたこともなかった。そうだなぁ、外国に行くことだって
あるんだものなぁ。
楊逸さんの書く女子留学生のヒロインはいつも可愛い。心根が。
今回など、高額のバイト料をもらって「贅沢しよう!」と意を
決してコンビニやスーパーに行くものの、その使い方はとっても
ささやかで微笑ましかった。すごく気持ちがわかるし。
またファン度が増しました。 -
つまらない本で途中で読む気を無くした
もう一度再挑戦したがやは半端でリタイヤ お札の擬人化と生きている人間のお話がドタンバタンと落ち着かない -
お財布の中で紙幣が他の紙幣と会話するというのは面白いと思ったけれど、内容的には何を言いたいのかよくわかりませんでした(+_+)
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中国から日本の大学の法学部に留学中の女の子と、なんと5000円札の一人称で交互に語られる、お金に踊らされる人間たちのアレコレ。
中国の人の考え方(お金や親や世間体についての)が日本のソレとは違うところが多くて面白かったけれど、ちょっと世知辛すぎるというのか…
この著者特有のユーモアで重苦しくならないのは良かった。 -
お金は大切だよね。翻弄されちゃぁいけないな。
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【お金に狂わされずに生きるって、本当に難しい――】貧乏中国人学生が臨時バイトで得た“高額報酬”の正しい使い途とは!? お金を巡る人間の喜怒哀楽と果てない欲望を描いた傑作長篇。