- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163909813
作品紹介・あらすじ
定年後は、やっと訪れた「人生の放課後」。あれもしたい、これもしたいと思い続けていたことを、誰にも邪魔されずに愉しめる時間がやってくるのだ。70代、ひとり暮らし歴40年以上の人気コラムニストが、「孤独もまた楽しい」と思えるトシヨリ生活の秘訣を紹介する。観るだけで元気になれる「おすすめ老人映画」、思い切って赤を着たり、アートなアクセサリーでメリハリをつける「バアサン・ファッション」、ボケ防止にクロスワード・パズルやメール句会、インチキ手芸、ペットとしてのアイボ飼育など、老後を愉しく豊かに生きるヒントが満載!
感想・レビュー・書評
-
「トシヨリ生活の愉しみ」と副題にあるが、いかにもシニア対象といった内容ではなく、中野さんらしく程よく年齢を受け入れながら日々を楽しんでいる様子が伺えてよかった。プロローグで森茉莉さんと沢村貞子さんについて触れており、中野さんの目指す「トシヨリ」像が何となくわかったので。「トシヨリ」「バアサン」とあえてカタカナ表記なのも何だかかわいい。
サンデー毎日連載のコラム本が昔から好きでよく読んでいたが、情報みっちりのコラム本と比べると、本書は余白が多い。その分スルスルと読みやすかった。取り上げられている映画も、友人とのエピソードも、ファッションネタも、面白く読んだ。自分の「好き」を極めながら、肩肘張らず、ユルく歳を重ねていきたいなぁ…と思えたよ。
本書でもちょっと触れていた、「偽隠居どっきり日記」。随分前に読んだことがあったので懐かしかった。出版したのが40代だったとのことだが、その頃の中野さんと同世代になったのかとしみじみ。これからも元気でいてほしいなと思う!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひとり気ままに好きなものに囲まれて、(自分の好みの服、小物、雑貨等)映画や日常の雑文書いて、オランダに住む親友と俳句のやりとりをメールでして、時々は妹さん夫婦と国内旅行をしたり、そうそう無類の犬好きだけど、世話のことを考えてアイボにしたそう。
いいな、ある意味憧れる。
美老人、笠智衆とのツーショットの写真も!
著者も若くてちょっとはにかんだような表情がいい。
著者には、これからも好きに生きて好きなように雑文を書いて長生きしてほしい。
私は全然、トシヨリと思ってないけどね。 -
1946年生まれの著者が
「シニア生活の愉しみ、といった本を作りませんか?」
という編集者の声かけで始めた書き下ろし。
構成、文体おかまいなし!
まさに徒然なるままに
筆を走らせているような軽やかさ。
老いてできないことを数えるのではなく
できることを数え、本当に楽しそう!
大きな病気もなく、仕事をもち
友人もあり、趣味も楽しむ。
ステキなおひとりさま像のひとつだと思う。-
2019/11/20
-
2019/11/20
-
-
2020年7月19日読了
-
期待したほどでもなかった
-
クウネルの雑誌をきっかけに著者を知り、その著書を読んでみる。
経歴が似ている気がしてちょっとした親近感がわく。
表紙にも使われている、南伸坊さんのお母さんの作品をもっと見たい!
もう見る機会はないのかな、探してみよう。
なにかを作るときの気質というのに、あるものを真似して、またそれを改良すべくつくる技術型タイプと、思いついたものを形にしようとさっさと手を動かして見るアーティストタイプとがあると思うけれど、私はどちらかというと前者で、だからこそ後者の人にとても惹かれる。
知識にしばられることなく、いいと思ったこと、好きと思ったことを進めていけるところに憧れているんだろうな。 -
20190620 同世代と思っていたが一回り先輩だった。色々な意見の飛び交う現代、何を信じるかでなくて誰を信じるかが基本。同窓ということもあり自分の指標の一人であることは間違いない。これからも元気にババさんの問題提起をしてもらいたい。
-
年末恒例の時事ネタから、今回は婆ネタ(笑)
とはいえ、いつものスタイルで、ご当人が70過ぎたとは全然思えないのではあるけど。 -
【孤独を感じるヒマがない、愉しい独居生活】七十代、ひとり暮らし歴四十年以上。でも、毎日たのしい。人気コラムニストが綴る、オシャレで充実した暮らしを送るためのヒント。