- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163911922
作品紹介・あらすじ
「批判や中傷を恐れたことは、今日まで一度もありません。むしろ、人生に余裕を感じることのほうが、僕は怖い。苦しみの中をのたうちまわりながら、自身と対峙していかないといいものはできない。安住してしまったら、役者はそこでお終いです。僕はこれから、もっともっと泥だらけになりたいと思ってます。」三國連太郎の人生は、彼の思うままだった。彼は役者である自身を、何より、誰より、強烈に愛していた。日本映画史に燦然と輝く孤高の役者・三國連太郎。彼が死の淵まで語っていたすべてを、長きにわたり付き合いのあった著者が描きだす。「演者として立てなくなった時点で、三國は半分死んでいるんです。だから、僕は、彼を半分看取っていた。」-佐藤浩市目次第一章 波瀾を歩く第二章「愚劣なもの」の記憶第三章 父のこと、母のこと第四章「五社協定違反第一号俳優」第五章 芝居に生きる第六章 鉄の意志第七章 セックスほど滑稽なものはない第八章 死の淵より第九章 浩市あとがき
感想・レビュー・書評
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アラン・シリトー、丸谷才一訳長距離走者の孤独をこの本、反社会的価値観、個人と社会の関係の研究を関係付けると、なかなか面白く考えられるかも。
高橋源一郎著、「読む」って、どんなこと? も合わせて読むべきかと思います。
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日本映画史に燦然と輝く役者・三國連太郎。彼が死の淵まで語っていたすべて。
佐藤浩市の語る章がよかった。 -
【日本映画史に燦然と輝く役者が死の淵まで語っていたすべて】老いて演じられなくなることを死ぬことよりも恐れていた三國連太郎。役者としての自身を厳しく追求し続けたその生涯を描く。