天皇論 江藤淳と三島由紀夫

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163912097

作品紹介・あらすじ

僕は天皇が勝つのか、三島さんが勝つのかとずっと思っていたーー昭和天皇崩御直後、江藤淳と筆者との長時間対論。今、その肉声に、三島由紀夫のテキストを激しく交錯させた画期的論考!その死があまりにもショッキングなというか、ドラマティックであったがために、豊富な問題の所在が未だに見失われている。……天皇のキラキラした光芒と、三島さんの悲壮な最期とが二重写しになっていて、光と影の両方を直視できないでいる。(「江藤淳との対話」より)

感想・レビュー・書評

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  • 江藤淳のことを読むといつも襟を正さざるを得ない。漱石の日本から、三島の日本。そして、私の令和の日本。グローバル化した社会での西欧からの離脱とはなんなのか。

  • 【彼らの「天皇」に迫る――】昭和天皇崩御直後の江藤淳と筆者との長時間対論。その肉声と、没後五十年を迎える三島由紀夫の天皇観とを対峙させた画期的論考。

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著者プロフィール

1957年生れ。文芸評論家、関東学院大学教授、鎌倉文学館館長。主な著書に『戦後文学のアルケオロジー』、『聖書をひらく』、『川端康成 魔界の文学』などがある。

「2020年 『遠藤周作 神に問いかけつづける旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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