コータリン&サイバラの 介護の絵本

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 69
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163912486

作品紹介・あらすじ

9年前にくも膜下出血で倒れ、半身麻痺および失語症の後遺症が残る神足氏は、現在、奥様や家族に支えられてリハビリの日々を送っています。当初は、前日の食事を忘れるどころか、食べ方も忘れるほどでしたが、積極的に最新型の車椅子や介護食を試したり、家族でハワイを旅したり、ディズニーリゾートや新国立競技場の進んだバリアフリーな設備を訪れるなど、ポジティブに生活するうち、何と梨を剝けるまでに回復しました。そんな日常が、ユーモラスに描かれています。さらに、ベストセラー『恨ミシュラン』以来の相棒である西原理恵子氏のカラーイラスト50点を収録し、絵本としても楽しめます。介護に関係されている方は勿論のこと、今は介護に縁のない方にも、あっという間に読めて理解が深まる、いまだかつてない〝介護本〟です!

感想・レビュー・書評

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  • コータリンこと神足裕司がくも膜下出血で倒れたあと意識を取り戻してから2020年3月末までの介護コラムと西原理恵子のイラストとがミックスされた「絵本」。"恨ミシュラン"の連載をしていたコンビがこんな本を作れるとは思わなかった。

  • 老いや障害によって生きる意味を見いだせなくなったり、したいことを諦めてしまったりする人も多いだろうが、要介護5になろうがこうやって貴重な情報発信をしてくれる人もいる。今後いつか老いて体も動かなくなるであろう身として、ありがたい。

    文字も大きくて読みやすいので、同じような被介護者やその周りの方々にもぜひ読んでいただきたい。個人的にはやはりその人らしく生きるためには社会交流が重要であるし、そのためにはテクノロジーにはアンテナを張っておかんといけないなと思った。

    あと西原さんの絵があることで著者の神足さんの人生のワンシーンが見えるので、親近感が持てて面白かった。

  • 伝説のベストセラー古典「恨ミシュラン」を世に送り出した黄金コンビが書いた、明るく笑える闘病介護本。いやはやしかしスサマジイ。著者・神足氏の闘病・介護を支える家族を含めた周囲の人々の善意と情熱の温度が高い!やはり本人の魅力と人徳が全てであろう。やはり恨まれるヤツは、病気になったり介護が必要になってもダメなのだ。たぶん。

  • みんなの介護というサイトをみて、神足裕司氏と西原理恵子氏が介護本を著したことを知り、早速購入した。コータリ氏が要介護5レベルの大変なリハビリ生活を素直に語っており、随所に介護に関する課題を投げかけている。介護の世界を知りたいと思う人には、気軽に手に取ることのできる本であると思う。サイバラの絵は毒を含みつつ優しい。

  • 「尿意は感じることができるが、それを人に伝えることはできない」のと「尿意を感じることが出来ない」と同じではないのに、同じと言われてしまうのですね・・・。

  • 身近に介護を必要とする(した)人がこれまでいなかったので、本当に知らない事だらけでした。
    当事者である神足さん視点の話は、孤独な心持ちを吐露される箇所もありますが、新しいものを試したり出かけたり結構ポジティブな感じで、変な言い方ですが「自分が介護する・介護される立場になったら試してみたいな、やってみたいな」と思うことが多くありました。

    また、この本で「みんなの介護」のサイトを初めて知りチェックしました。
    神足さんの連載以外にも興味深いコンテンツが多かったので、ここで「介護」を少しずつ知っていこうと思います。

  • 2020/12/9〜12/11

  • ネットでときどき読んでいた連載の書籍化。
    誰だっていつ介護が必要な状態になるかわからないわけだけれど、すべては運。
    コータリンは人生のギャンブルに勝ち越してるんだか負けてるんだか。
    ケアマネの選び方とか介護関係の最新の機器情報とかがかなり役に立つ。

  • 【?サイバラ&コータリ?コンビ復活!】コラムニストの神足氏は9年前にくも膜下出血で倒れました。妻に支えられたリハビリの日々をサイバラの絵とともに描きます。

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