博物館ななめ歩き

著者 :
  • 文藝春秋
3.40
  • (3)
  • (16)
  • (26)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 296
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163912738

作品紹介・あらすじ

全国6200館の博物館を巡ったミスター博物館こと京都国立博物館副館長の栗原祐司氏と一緒に、博物館好き・なまけ者漫画家の久世番子さんが東京を中心に各地のとっておきの博物館94館を、ユーモアあふれるイラストで紹介。
たった1坪しかない「つまみかんざし博物館」、30ヘクタールの土地の中にある東京大学の「農場博物館」、実は渋谷のど真ん中にある「古代オリエント博物館」、ほかにも教科書の博物館に、古墳博物館、駄菓子屋ゲームの博物館まで興味深い場所ばかり。巻末には2019年に日本で初めて開かれたICOM(国際博物館会議)京都大会の模様をレポートした漫画を収録。
本書を持って近くの博物館を散歩するもよし、また外出せずとも博物館巡りが本の中で楽しめます。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ほとんどが東京の博物館なので

    行けないのが悲しいなぁ

    ぜひ全国版をやってほしい



    10年以上かけて 連載されているのを

    まとめてあるので

    ちょっと古い情報もあって

    最近のコロナ禍のおかげで

    博物館が潰れていないかも心配



    あ~博物館めぐりがしたくて

    うずうずしちゃいました

    • musamikaさん
      小規模な博物館は 平日のみ開館というのも多く
      ハードルが高いですが
      それだけに穴場感もあり ちょっとした
      非日常も味わえ 好奇心が刺激...
      小規模な博物館は 平日のみ開館というのも多く
      ハードルが高いですが
      それだけに穴場感もあり ちょっとした
      非日常も味わえ 好奇心が刺激されますね
      無料で開放されている場所も多くて
      でも保存を考えると それなりにとってもらわないと
      閉館してしまうのが恐ろしいです
      コメントありがとうございます
      2021/10/04
  • 全国(主に東京)の博物館をサクっとマンガ主体で、紹介する。
    ・東京の博物館  ・全国の博物館  ・期間限定特別展
    見開きで、MSGの遣り取りのような博物館の紹介&データで
    1ページ、マンガ&細かい字での説明1ページでの構成。
    図書館や美術館、資料館、庭園等の施設も含む。
    こんな楽しい場所に行ってみませんか~と、
    ミュージアムフリークのクリハラさんとマンガ家の番子さんが、
    タッグを組んで訪問した博物館等を紹介。
    なんと文部省関係の広報誌連載!
    大規模な国や企業の施設から、個人宅の玄関まで、
    選り取り見取りのミュージアムが94館掲載されています。
    マンガの構成と文章が楽しく、つい読み込んでしまいました。
    でも、全国の博物館の数からすれば、ほんの僅か。
    しかも現在進行中で、新しい博物館が開館してるし、
    巻末にあるとおり閉館した場所もあるのも、悲しい。
    掲載された博物館に想いを馳せ、行ってみるのも良し。
    自分の近辺で博物館を発見し、行ってみるきっかけにするも良し。
    取り敢えず、行けるようになる事を願っています。
    (2021年、新型コロナ感染防止の緊急事態宣言で休館が多い日々)

  • 個人の小さな博物館から国立の博物館まで、あらゆるジャンルの博物館をイラストで紹介した本です。とにかく沢山の博物館があって、どれもこれも見に行きたくなります。しかし、多くの情報を詰め込むためには仕方がありませんが、とにかく字が細かい!切実に拡大鏡が欲しくなりました…。あと、これも仕方ないですが、東京の博物館が多くて地方は有名なところしかなく、ちょっと寂しかったです。各県でこんな本が出たら嬉しいなあ…。

  • 久世番子さんの漫画による博物館等のルポ。博物館と言いつつ図書館・文庫系施設もかなりあり。大河ドラマ本放送時に番子さんのツイートが話題になった「いだてん」関連施設もいくつか登場します。
    監修の栗原さんは現在京博副館長。彼の博物館愛ゆえか、本書で紹介されている内容は驚くほどに盛り沢山、充実しています。施設の規模、公営・私営を問わずに取り上げられており、日本にはまだ私の知らない博物館がこんなにあるのかとページをめくるたびに新鮮で、1ページ読んでは関連情報をスマホで探し、を繰り返していたので、読み終えるのに2日かかってしまいました。
    取材施設の性格や雰囲気により、漫画の構図や見せ方に変化と工夫がこらされていて、限られた紙面の中でポイントがしっかり描き込まれているので、漫画ルポとしてもかなり読み応えあります。東洋文庫の回など、いくつかは版権をクリアした上でそこの施設の公式リーフレットとして配布しても良いんじゃないかとも思ったぐらいです。
    そして、10年以上に渡る連載に基づいているので、取材当時と現状が異なる場合には注釈が付けられているのは良いですね。取材後に閉館した施設は巻末に縮刷版としてまとめられていますが、個人的には閉館施設のお話もきちんと大きい絵で読んでみたかったような気もします。
    なお、プロローグに思い出深い過去の取材として取り上げられているエピソードが、かなり切ないです! 本編では取り上げられる機会の少ない、個人コレクションかつコレクターの手弁当で成立しているミュージアムが常に抱える課題について図らずも考えさせられる一コマとなっています。

  • 自粛で出歩けないので本内散策。
    博物館スキー漫画家番子さんとミュージアムラバー・クリハラ氏が案内する博物館巡り。
    見開き一ページに一館。LINE風感想座談会+館内の様子マンガ。

    気になった博物館。
    ・聖書考古学資料館
    ←日本にも聖書の博物館があるのか!遺跡の展示が面白そう。

    ・国立公文書館
    ←なぜ、『山海経』が…?

    ・大妻女子大学博物館
    ←明治から昭和のハンドクラフト史!楽しそう。

    ・ボタンの博物館
    ←薩摩藩のボタン!釦の漢字は和製、大村益次郎考案。ボタンは花の蕾という意味。

    ・くすりミュージアム
    ←近未来ラボ!

    ・ニホンドウ漢方ミュージアム
    ←レストラン行きたい。効きそう。

    ・中村屋サロンミュージアム
    ←創業社夫妻は芸術家達のパトロンだった。

    ・漱石山房記念館
    ←書斎や庭が再現されている。

    ・切手の博物館
    ←入場料は切手でもOK

    ・旧江戸川乱歩邸や
    ←立教大学が管理している

    ・塙保己一資料館
    ←江戸時代の版木がそのまま残っている。

    ・東洋文庫ミュージアム
    ←天井までの書棚!

    ・建築倉庫ミュージアム
    ←建築模型。ずっと見ていられそう。

    ・昭和ネオン高村看板ミュージアム
    ←レトロ好き!是非とも行きたい。

    ・昭和こくらし博物館
    ←泣いてしまいそうな気がする。

    ・壜の小さな博物館 ボトルシヰアター
    ←一日中いたい!昔、サイダー壜にはまってた。
     『原色日本壜図鑑』「ボトルソング」

    ・練馬区立牧野記念庭園
    ←お弁当持っていきたい。牧野博士の伝記は今年の課題図書。

    ・東書文庫
    ←おりたたみ教科書とか!今年から教科書が東書さんになったもんで…。

    ・三鷹市星と森と絵本の家
    ←憧れてるとこ!

    ・南極・北極科学館
    ←そういえば、南極の氷触ったことあるのを思い出した。なんかイベントで。

    ・多摩六都科学館
    ←行った!面白かった!惑星の重力がわかる展示が1番印象に残ってます。

    ・理科ハウス
    ←神奈川県。ハウスって名前が親しみ持てていい。

    ・舞鶴引揚記念館
    ←訪れたことあります。ここは行ったほうがよいと思う。

    ・京菓子資料館
    ←和菓子の名前とデザインが好きだ。

    ・京都国際マンガミュージアム
    ←番子さんのサインを探しに行きたい。

    ・奈良国立博物館
    ・高松塚古墳壁画修理作業室
    ・キトラ古墳壁画
    ・京都国立博物館
    ←行ったことあるミュージアムレポって、嬉しい。


    東京メインでしたので、多府県の博物館ももっと見たいな!
    巻末の閉館ミュージアムレポが切ない。
    ミュージアム、行かなくちゃ!(世の中が落ち着いたら)と思いました。

  • 我が家は夫婦揃って美術館や博物館が好きだ。私は主に博物館や科学館が、妻は主に美術館が好きなので、そういった施設を巡ることを中心に旅行を計画することがほとんどだ。昨年からはコロナ禍でなかなか遠出をすることが出来なくなったので、もっぱら旅番組やニコニコ動画の美術館チャンネルなどを楽しんでいて、世の中が落ち着いたら行ってみたいねという場所が増えてきた。

    コロナ禍で世の中が慌ただしくなる前に行った場所で印象的だったのは、徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」だ。この美術館は、古代壁画から世界190余りの美術館が所蔵する現代絵画までの西洋名画1,000余点を特殊技術によって複製展示している美術館で、敷地の広さと相まってとても素敵な美術館となっている。

    世の中が落ち着いたら再び訪れてみたいが、その他にも訪れたい博物館や美術館は数多くあるし、まだ行っていない場所も数多くある。今のステイホーム期間中を利用して、いろいろと調べておくのも楽しいなと思っている。

    久世番子さんが書かれて京都国立博物館副館長の栗原祐司さんが監修した「博物館ななめ歩き」は、気軽に博物館を覗きたくなるような一冊だ。博物館の案内所というと旅行のガイドブックを思い浮かべてしまうが、この本は一つの博物館を見開き一ページで紹介しており、右側に簡単な紹介を左ページには管内の様子などをイラストで細かく描かれている。一つ一つのイラストと吹き出しを読むのも楽しい。

    「全国6200館の博物館を巡ったミスター博物館こと京都国立博物館副館長の栗原祐司氏と一緒に、博物館好き・なまけ者漫画家の久世番子さんが東京を中心に各地のとっておきの博物館94館を、ユーモアあふれるイラストで紹介。 たった1坪しかない「つまみかんざし博物館」、30ヘクタールの土地の中にある東京大学の「農場博物館」、実は渋谷のど真ん中にある「古代エジプト美術館」、ほかにも教科書の博物館に、古墳博物館、駄菓子屋ゲームの博物館まで興味深い場所ばかり。巻末には2019年に日本で初めて開かれたICOM(国際博物館会議)京都大会の模様をレポートした漫画を収録。 本書を持って近くの博物館を散歩するもよし、また外出せずとも博物館巡りが本の中で楽しめます。(Amazon紹介文から参照)」

    個人的には、東京都大田区の「昭和のくらし博物館」や東京都下にある「武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館」「熊野神社古墳展示館」など小さな施設が気になったので、ジョギングついでに電車などを併用して訪れてみようかなと計画中だ。

  • 202101/私には字が細かくて読みにくい部分もありこういう構成は好み分かれそうだけど、たくさんの情報量と久世先生ならではの表現で面白かった。

  • ほとんど行ったことのない博物館で、とっても楽しめた!(゜▽゜*)そして番子さんのイラストや書き込みの細かいこと(^^;)読むのに苦労するけれど、素晴らしい!(*゚Д゚*)あ~博物館巡りしたいなぁ(´Д`)

  • 楽しい〜。
    こういうの読むと東京に行きたくなる。
    官営のものだけじゃなくて
    企業や個人私設のものまであって
    なんて充実してるんだ。

    国立近代建築資料館…高村看板ミュージアム…
    唐澤博物館…

    いつか行ける日を夢見て
    今は紙上の旅だ。

  • 東京の小さな博物館、行ってみたいところばかり

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

愛知県出身。
2000年、「月刊ウィングス」(新書館)の『NO GIRL,NO LIFE!』でデビュー。書店でのアルバイト経験をもとにしたエッセイ漫画『暴れん坊本屋さん』(新書館)で注目を集める。代表作に、近代日本文学を題材にした『よちよち文藝部』(文藝春秋)。ストーリー漫画では、若き女帝と侍従の少年の恋を描いた『パレス・メイヂ』(白泉社)がある。

「2022年 『ひらばのひと(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

久世番子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×