古くて素敵なクラシック・レコードたち

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163913834

感想・レビュー・書評

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  • 100曲のクラシック曲について4~6枚づつ、村上春樹氏所蔵のLPレコードを紹介するというもの。1940~1960年代のものがほとんどで、モノラルも多い。名前を知っていても聴いたことがない演奏家が頻出する。ほうほうって感じかな。まあ、クラシックが好きだから面白いんだけどね。

  • 村上春樹が偏愛するクラシック音楽についてのエッセイ『古くて素敵なクラシック・レコードたち』刊行決定 | OKMusic
    https://okmusic.jp/news/423023

    『古くて素敵なクラシック・レコードたち』村上春樹 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163913834

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      村上春樹、偏愛するクラシック音楽についてのエッセイ『古くて素敵なクラシック・レコードたち』 - TOWER RECORDS ONLINE
      ...
      村上春樹、偏愛するクラシック音楽についてのエッセイ『古くて素敵なクラシック・レコードたち』 - TOWER RECORDS ONLINE
      https://tower.jp/article/feature_item/2021/05/19/1111
      2021/05/21
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      発掘おもしろ図鑑「古くて素敵なクラシック・レコードたち」村上春樹著|日刊ゲンダイDIGITAL
      https://www.nikkan-gen...
      発掘おもしろ図鑑「古くて素敵なクラシック・レコードたち」村上春樹著|日刊ゲンダイDIGITAL
      https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/292464
      2021/07/28
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      “レコードハンター”村上春樹が語るクラシックの魅力とは? 名演の分析ににじむ作家としての心得|Real Sound|リアルサウンド ブック
      ...
      “レコードハンター”村上春樹が語るクラシックの魅力とは? 名演の分析ににじむ作家としての心得|Real Sound|リアルサウンド ブック
      https://realsound.jp/book/2021/07/post-822608.html
      2021/07/28
  • いわゆる“名盤ガイド”ではなく、あくまでも著者の趣味として選定されている。

    有名曲も入っているが、ベートーヴェンの運命や第九は含まれていない。いわゆる決定盤や定番もほとんど出てこない。

    だがそれがいい。そうでなければ“村上春樹”ではない。

  • どうでもいいことだろうけど、モーツァルトの38番のところで、
     ジョセフ・カイルベルト
     ヨーゼフ・クリップス
    って、いい加減だよなぁ、と…
    (校正者もクラシック詳しくないんだろうなぁ)

  • たち。という言葉から、愛していることが窺い知れる作品。村上春樹と言えば、ジャズだと思うのだけど、静けさとついになる形で流れる音楽がクラッシックであったりする。名盤と言われる希少価値があるレコードに興味はない、確かにそれは自分も同じだなと思った。感性がぴくりと動くそんなジャケットとの出会いが好きだから、村上春樹のような感性のかたまりで生きている人とは、いかにしてレコードを見ているのか、ということに興味を持った。特に、カラヤンなど指揮者と、名曲との組み合わせで、一期一会の音楽をきくことにすごく価値がある。他人の評価ではなくて、自分が聞いていい、と思う音楽だけを聴く。人生浪費する気はさらさらない。かっこいいよね、誰かにどう思われるかではなくて、ただただ好きな音楽や本や、アートや、そして食器や家具と一緒にいること。改めて、そういうふうに自然体で過ごそう。棚のレコードの評を書くだけで、本になる、こんな幸せなひとはいないよね、と思った。

  • 村上春樹さんの本は、というよりそもそも自分の場合、文庫化されそうな本は単行本で見つけてもパスして文庫になったときに買ってきたけれど、この本は装丁が素敵で衝動買いしてしまいました。ビニールでカバーされていて立ち読みができないようになっているのが、まあ憎らしいこと(笑)。「ジャケ買い」でした。

    古いLPのジャケットって、どうして、こう、趣があるんでしょうね。昔の写真の色味やコントラスト、デザインのスタイル、経年の風合い……いろいろなファクターがあるのでしょうね。
    CD時代のジャケット・デザインが決して劣っているわけではなく、素敵なジャケットも沢山あるんですが(現に「ジャケ買い」という言葉はCDにも使われている)、いかんともし難いのは、LPのサイズ。レコードの情報を無理のない文字の大きさでレイアウトできて、しかも飾って「絵」になる大きさって、やっぱりCDのサイズでは不足なのかもしれませんね。

    折角ならこの本も、村上春樹さん所有LPのジャケットを1ページに4つも5つも貼り並べずに、1ページ1枚で、ジャケット・デザインをよく鑑賞できたらよかったのに。ページ数は増えるでしょうけど、Vol. 1&2の二分冊になっても、ジャケットのアートワークをじっくり鑑賞したかったなと思ったのでした。

  • 曲の魅力よりも、このレコードの中のこの演奏は、指揮者は、ソリストは、音質はどんな風にいいのか。
    そこを中心に書いているのでかなりマニアック。
    クラシック音楽に詳しくないので、気になるものを音源探しながらポツポツ読んでます。

    わたしはバレエ音楽がすきなので、最初にペトルーシュカ持ってきてもらえて嬉しいかなー。

    すごいな、マニアックな春樹さん☺️
    という気持ちで暖かくページをめくりましょう❣️

  • 村上春樹さんが所蔵しているクラシック・レコードについてのエッセイ。

    いろいろなエッセイで書かれているけれど、実際に所蔵しているレコードから、春樹さんの好み?で400枚ほどのレコードを紹介されてみると、意外に、曲目・指揮者・演奏家に偏りがあるなあ、と。

    時々、自分も持っているレコードにぶち当たると、なぜかうれしくなるのは、ファン心理がなせる業なのか。

    本文もそうだけれど、いつも「まえがき」も面白い。

  • 3.0 ほとんど聴いたことないが、文の力で読ませてしまう。少しずつでも聴いてみようかなと思うエッセイ。

  • いくら村上春樹ファンでも、クラシックに詳しくないと楽しめません。マニアックな雰囲気だけ楽しみました。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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