ポップス歌手の耐えられない軽さ

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 316
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163914497

作品紹介・あらすじ

曲が書けないほど 全力で書いちゃったよ……(涙)。
マイクをペンに持ちかえて、不埒に、真面目に、時に感傷的に。
時は図らずもコロナ禍という非常事態、
「週刊文春」というステージで綴られた全66篇 〝魂〟のエッセイ!!

サザンオールスターズのリーダーにして日本の音楽シーンの先頭を走り続ける桑田佳祐が、「頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!」という想いを出発点に、「週刊文春」で2020年1月から2021年4月にかけて連載したエッセイを一冊に結集!
これまで音楽のこと以外はほとんど語ってこなかった桑田が初めて明かす、自身の原点や現代の世相への思い。そこには故郷・茅ヶ崎での少年時代や家族との絆、サザンが結成された青山学院時代の思い出、プロレスやボウリングへの愛、さらに「自主規制」がはびこる日本の現状への憂いや、60代となってからの「人生の目標」などが率直に綴られています。
もちろん音楽についても、自身のサウンドに大きな影響を与えたザ・ビートルズやエリック・クラプトン、ボブ・ディランらへの畏敬の念や、佐野元春や内田裕也、沢田研二、尾崎紀世彦など敬愛する日本のミュージシャンたちへの賛歌、サザンのメンバーやサポートスタッフへの感謝の想い、そしてコロナ下で行った無観客ライブの裏話など、桑田、サザンファンならずとも興味深い話題が満載です。
書籍化にあたって大幅な加筆&推敲を施し、さらに秘蔵カットも掲載!
〝ポップス歌手〟桑田佳祐が「言葉」として残しておきたかったテーマを全身全霊、縦横無尽、天衣無縫に書き尽くした全432ページ、永久保存版の一冊です!

感想・レビュー・書評

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  • 確かに軽く読むのに長時間を要した

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  • 8/23

  • 桑田さんじゃなけりゃ、読みにくかった。
    でも、桑田さんだから。
    しかも、インタビュー形式でもなさそうだし。
    必要以上に腰が低すぎる。
    それがイイんでしょうね。
    でも、
    若い時のほうがもっと尖ってた文章でした。
    ま、そりゃそうか笑

  • <淫>
    僕はTokyo FMで毎週土曜23時から放送している『桑田佳祐の陽気な夜遊び』(略して”KKYY”)を今時流行りのRadikoタイムフリー機能を使って毎週欠かさず聴いている。
    その放送の中身は・・・たまに楽曲が掛かる事以外はこの本と同じく下ネタが多い!と云っても過言ではない,などと回りくどくは言わずに,ズバリ下ネタだけの放送及び本書なのであるw。

    思えば僕が大学2回生になった頃に いきなり「ララララララ ラララ♪」とTV画面に登場した青学のバンド「サザンオールスターズ」。僕も音楽を多少演るので「なんぢゃ こいつら!」と云うのがその時の正直な感想であった。こんなのなら僕でも出来る・・・である。が,そうは問屋は僕には卸さず 桑田SASには最大最高の賛辞を卸した。もちろん僕もすぐに一ファンに成り下がって LPレコードを買い漁ったw。1978年デビューアルバム「熱い胸騒ぎ」から 確か1985年発売の「KAMAKURA」までは全部買った。もちろんまだ家にある!

    で本書。こりゃもう書き物/文筆としては これ以上出来の良くないものは無いんだろうなあ,と云う位に稚拙。ラジオで情感たっぷりにしゃべっている状況を書いて表現しようったってそうはいかない。でもだから故に言える事。桑田はん,これマジで自分で書いてまっせ!笑う。いやアッパレです。

    桑田が住んでいる茅ケ崎に同じく住む同級生で親友 宮治淳一 の事について,かなりのページを使って書かれている。毎週日曜14時から一時間 Tokyo FMでオンエアーされている 山下達郎の「サンデー・ソング・ブック(SSB)」を 僕はRadikoを使って毎週録音し欠かさずに聴いている。
    その番組の新春企画として山下達郎とこの宮治との放談が2週にわたって毎年正月放送される。もう僕は何年もこの番組を聴いているのだけれど宮治の正体がこの本によってようやくわかった。加えて「サザンオールスターズ」という名前はこの宮治によって付けられたことも書いてあった。(知らなかった!)

    新春放談で掛かる洋楽は,僕ら普通の音楽ファンなどでは全く聴いた事の無い曲ばかりで,加えて達郎と宮治がその曲についてしゃべっている内容がこれまたサッパリ分からない!という特徴?を この放送は持っていて,二人して いかにマニアックな曲を掛けあうか,ということに毎年情熱を燃やしている。ちなみに掛かる音源は全てアナログレコードらしい!ということで 宮治は世界的にマニアックなレコードコレクターとして名を馳せている人物だと云う事が本書で分かった。嬉しかった。来年(2024年)正月放送のSSBが楽しみだ!

    本書,思えば週刊文春誌にリアル連載している時にも,わずかに何作かは偶然読んでいる筈なのだけど全く覚えていない,潔し。と言うか,あほらしくて読んだ瞬間忘れるような内容ばかりなんでまあしょうがないんだけどw。でも,結構おもしろいですよ。暇な人はまあどうぞ読んでみなはれw。

  • 3.5 サザンフロントマン桑田佳祐が書いたエッセイ集。音楽的背景がよくわかって、思わず楽曲が聞きたくなる。65歳で売れてるロックミュージシャンはあまりいない。人生の成功はかねだけではないが、よくわかる。

  • 歌が好きなんだなとホントよく分かる。

  • 図書館で借りた。
    週刊文春にて連載されていたらしい桑田佳祐のエッセイ集。桑田佳祐氏の性格が滲み出ており、楽しく読める本。

    昔話も多いので、今となっては、50年代~60年代の貴重な文化資料的な側面もあるような気がした。それを惜しげもなく、しかし恥ずかしながら語っているのは貴重。

  • 桑田佳祐の世界というより、桑田佳祐その人柄が浮かび上がることがとてもおもしろかった。

  • のっけから下ネタ全開だったけど、全体的にステークホルダー(と言うのか?)への感謝とレジェンドたちへの賞賛だった。
    もう少し桑田さんやメンバーのエピソードが読みたかったな。


    拓郎や小田和正へのオファーの話は面白かった。
    原坊のあとがきも良かったね。
    エリーへの愛も。

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