ジョン・フォード論

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163915746

作品紹介・あらすじ

「古典的な西部劇の巨匠」というレッテルからジョン・フォードを解き放ち、画面そのものを見つめる快楽へとひたすら誘う――『監督 小津安二郎』と双璧をなす著者集大成。主要監督作の詳細なフィルモグラフィや貴重なスチール写真を多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 映画美学校公開講座 蓮實重彦「映画表現論」| アテネ・フランセ文化センター
    http://www.athenee.net/culturalcenter/program/cf/cf2022.html

    蓮實重彦、『ジョン・フォード論』を語る【前編】──“愚かにも半世紀近い時間をかけて、あまり緻密ではない老人がなんとか辿り着きました” | GQ JAPAN
    https://www.gqjapan.jp/culture/article/20220801-shiguehiko-hasumi-intv-1

    第1回 執筆中の『ジョン・フォード論』について | 映画の「現在」という名の最先端 ――蓮實重彦ロングインタビュー | 蓮實重彦 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社
    https://kangaeruhito.jp/interview/14514

    『ジョン・フォード論』蓮實重彦 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163915746

  • 座談会『ジョン・フォード論』を読む
    蓮實重彦×阿部和重×三宅唱×三浦哲哉
    フォードの「うまさ」とは何か
    https://www.bunshun.co.jp/business/bungakukai/backnumber.html?itemid=722&dispmid=587

  • 蓮實重彦によるジョン・フォード論。いつも通りの蓮實重彦節でジョン・フォードの主要作品を中心に、馬、投げるとこと、囚われによる自由、白いエプロンなどなどについて語りつつ、ジョン・フォードの映画の魅力を語る。当然ながら映画の魅力とはストーリーに還元されるものではなく、その映像、映像の連なりなどにあるわけで、それがいつもの蓮實節で語られる。小津論のときもそうだったけれど、映画をみる喜びとは本書で語られているような体験であって、蓮實重彦は小津やフォードの映画をみる喜びをその独特な表現で語ってくれていて、本書を読んだ読者はフォードの映画をみたくてたまらなくなることは必定だと思う。

  • とにかく観たくなる

  • 蓮實重彦さんのライフワークとも言える「ジョン・フォード論」がついに出版された。何年か前にもう一つのライフワーク「ボヴァリー夫人論」もでている。

    この2冊がでることはないだろうと勝手に思っていたのだが、本当に本になって驚きだ。

    さて、「ジョンフォード論」であるが、残念ながら、ジョン・フォードの映画はみたことがなく、もしかすると1つか、2つはみたのかもしれないが、記憶にはのこっていない。

    そんな状態で読んでどうなると思いつつ、読んでみた。映画に関する本としては、もう一つの「主著」ともいえる「監督 小津安二郎」をほぼ映画をみてない状態で読んで、それ以降、小津安二郎のみることができる全作品をみることになったこともあったからだ。

    が、この本は、ほぼ歯が立たなかったです。

    映画のタイトルもしらない映画が、いわゆる物語の流れではなく、ショットの類似性という観点で議論されているので、なるほどと思うものの、そうだったのか!と思えるはずもない。

    出直してきます。という感じでした。

    でも、ここ数年、あまり映画は見てないので、多分、ジョン・フォードの映画をみることはあまりないだろうな〜。

  • 投げること。

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著者プロフィール

蓮實重彦(はすみ・しげひこ):1936年東京生まれ。60年東京大学文学部仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている。著書に『表層批評宣言』『凡庸な芸術家の肖像』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『映画はいかにして死ぬか』『映画 誘惑のエクリチュール』『ハリウッド映画史講義』『齟齬の誘惑』『映像の詩学』『『ボヴァリー夫人』論』『伯爵夫人』『ジョン・フォード論』ほか多数。

「2023年 『ゴダール革命〔増補決定版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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