祝祭のハングマン

著者 :
  • 文藝春秋
3.27
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163916446

感想・レビュー・書評

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  • なんと言うか…イヤミス?

    文章は読み応えあって読了しましたが、主人公に全く感情移入出来ず…肉親が被害者設定なので必然的にそうなってくるのかもしれませんが、ヒステリックで自己中心なだけの女性刑事にしか思えず。

    なので決断に至る前にもうこの主人公好きじゃないな、、、と思いつつ読んでいました。

    ラストにどんでん返しがあるのかと思ったらそれもなく、読後感も良くなかったので、シリーズになったとしてもあまり興味がわかないかもしれません。

  • 中山七里らしくなさを感じた。他の中山七里作品とは違って主人公は精神的に幼さを感じてなんだか呆れてしまうし、勧善懲悪が好きだから悪者が最後に分かりやすく転落もせずでスッキリせずだし…ちょっとイマイチ。
    さりげなく月光のスティグマの神川さんが出てたのだけが中山七里らしさかな。

  • 導入部から中盤までの流れはなかなかで頁をめくる手が止められない。だがそれ以降は急に失速、ミステリからありがちなノワール小説になってしまった。この手法が悪いとは言えないが、様々な思いもよらない展開で読者をあっと言わせてきた中山らしくない単調さが退屈だった。恐らく中山はこの作品をシリーズ化するつもりなのだろうが、次回作はどうなるか。少しだけ気にしておこう。

  • なんか…
    結局ありきたりな…感じ。

  • とても悲しい、苦しいお話でしたが、この三人、また会いたいです。もうシリーズになっているのか?一種のファンタジーとも読めます。奇しくもきょうは元総理大臣襲撃事件の日。

  • 読了。

  • ある建設会社の社員が立て続けに事故?殺人?にあうところから始まり、その建設会社は警察官の娘を持つ、父の働く会社でもあった。
    事件と父との関連が気になるなかで3人目の被害者が…

    序盤のスピード感とワクワク感が面白かったけど、後半に向けて失速してしまった感じが残念でした。
    事件の結末的にも、私にはささらなかった。

  • 捜査一課の刑事、瑠衣は事故と思われた事件で父の同僚が死亡したことを知る。さらに別の課長も死亡したことから、瑠衣たちが捜査することになりー。

    中山七里さんなのでとても読みやすい。
    けど事件の全貌とかはコテコテの使い古されたものだし、どんでん返しもない。
    (P174あたりから話がどっちに転ぶのかは気になる展開)
    あまりスカッと感はなかったけど、ダークヒーロー系でシリーズになるのかな?主人公が直情的であまり頭が良くなさそうなので、必ずボロを出しそう。

  • ヤマジ建設の社員が立て続けに死亡、ここまで続けば事件の疑いが出て当然。
    しかも三人目は、主人公 春原瑠衣の父だった。
    警視庁捜査一課に属していても、身内が被害者となれば担当を外されるのはしかたないが、心情ははかりきれない悔しさだろう。
    若い刑事が公私混同してしまうのもわかる。だけど…

    後半の盛り上がりを待ちに待たされ、一瞬で過ぎ去ってしまった印象…
    別班がかかえていた大量毒殺事件もすこし触れられていたけれど、モヤモヤが残る。

    けれど、最後2行で、なんか続編きそうな予感。

  • 読みながら、最後どうなるんだろう?復讐ホントにしちゃうのかな?とドキドキしながら読んだ。けっこうスッキリしたラストだったかも。

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著者プロフィール

1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。2011年刊行の『贖罪の奏鳴曲(ルビ:ソナタ)』が各誌紙で話題になる。本作は『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』『追憶の夜想曲(ノクターン)』『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』『悪徳の輪舞曲(ロンド)』から続く「御子柴弁護士」シリーズの第5作目。本シリーズは「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~(ソナタ)」としてドラマ化。他著に『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』『能面検事の奮迅』『鑑定人 氏家京太郎』『人面島』『棘の家』『ヒポクラテスの悔恨』『嗤う淑女二人』『作家刑事毒島の嘲笑』『護られなかった者たちへ』など多数ある。


「2023年 『復讐の協奏曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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