宙わたる教室

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 155
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  • / ISBN・EAN: 9784163917658

感想・レビュー・書評

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  • 伊与原新さんは初読みです

    今私の中でちょっと面倒臭いなあ、出来ればやりたくないなあ、と尻込みしたくなっている事があります
    でも本書は、そんな事をあと一歩だけ頑張ってみようかなあ、なんて少しだけですが前向きに思わせてくれる様な作品でした

    一人の教師と、訳あって定時制高校に通う四人の生徒で活動する科学部
    彼らは学会で発表することを目標に、火星のクレーターを再現する実験に挑みます

    生活環境も年齢もバラバラな四人がぶつかり合いながらも、それぞれが持つ力を合わせて成長していきます

    互いの関係性をあらゆる意味で濃く深くしていき、またそのことが研究成果に大きく影響していきます

    作中の言葉に気に入ったものがありました

    __人間はその気にさせられてこそ、遠くまで行ける__

    本書では教師がその役割を務める訳ですが、その気にさせる、それは周りの人が導いてあげないと出来ない事です
    長所を伸ばす、可能性を追求する、そんな環境を作ってあげる事
    そしてまさに「水を得た魚」の成長振りは、見ていても物凄い勢いがありますものね

    「学ぶ」と言う行為は、知りたいと思う「好奇心」から成るもので、その人の可能性を広げ自信にもつながります

    色々な事に好奇心を持って学んでいる人って、いつもキラキラ輝いていて素敵です
    私もそんな風に歳を重ねて行けたら良いなあと思います

    科学部の四人のうち二人はじいさんとおばさんなので、青春小説とは言いませんが、新たな一歩を踏み出し、可能性を追求して諦めない、読後感の良いお話でした

    今年はあと五日間仕事です
    頑張ろう!!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
    喝を入れました

  • あー、最後、泣けたなぁ。
    定時制高校の科学部のお話。
    定時制だから、年齢は様々。
    みんな、それぞれ理由があって今この教室にいる。
    高卒の資格を取りたいということであれば、通信制の高校でもいいのに、わざわ足を運んでくるのは何故なのか?
    同じ教室の中の世代間の溝、定時制と全日制の生徒の溝。それらが埋まっていく過程もグッとくるけれど、ただのいい話だけで終わっていないところがまたいい。
    保健室の先生は誰が救えて誰が救えないかトリアージをしているし、科学部の顧問の藤竹も部を立ち上げる目的は実は個人的な理由があったりする。
    でも、その先には生徒を思う気持ちがある。
    保健室の先生も藤竹先生も、受け身でなく、自分から学ぼう、自分自身を救おうと思うことの大切さを教えてくれている。
    とてもいいお話だった。大満足の一冊。

    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      こっとんさん、おはようございます♪
      この本、いいですよねー(^^)

      受験シーズンですが、子どもたちには新たな環境で
      新たなよい人間関係を築...
      こっとんさん、おはようございます♪
      この本、いいですよねー(^^)

      受験シーズンですが、子どもたちには新たな環境で
      新たなよい人間関係を築いてほしいものです‥
      ↑えっ、何様?

      この小説のように、明るく希望をもてる話が周囲に
      あふれる毎日だといいのに‥と思う今日此の頃です。
      2024/02/26
    • こっとんさん
      本とコさん、こんにちは♪
      本当にいい本でした(о´∀`о)

      新たな環境で新たなよい関係を……

      ですね♪
      そして、学ぶことの本当の意味を教...
      本とコさん、こんにちは♪
      本当にいい本でした(о´∀`о)

      新たな環境で新たなよい関係を……

      ですね♪
      そして、学ぶことの本当の意味を教えられるお話でした。
      学校が誰にとっても明るく希望にあふれた場所になるといいなぁ。
      2024/02/26
  • 面白かった~。

    定時制高校の科学部が舞台。
    いろいろな生徒をうまく導く藤竹先生がすごい。

    あとがきにはきちんとモデルがあり、これが「はやぶさ2」ともつながっている。

    伊与原 新さんは神戸大学理学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻とのこと。
    この本が出来たのも伊予原さんならではのこと。
    すごく良い作品でした。
    この本は読まないと。

    • yyさん
      いるかさん、こんにちは♪

      この本、面白そうですね。
      図書館の自分のページに登録しました。
      予約で待っている人がいるので、しばらくか...
      いるかさん、こんにちは♪

      この本、面白そうですね。
      図書館の自分のページに登録しました。
      予約で待っている人がいるので、しばらくかかりそうだけど
      読みます(^^)/"
      2024/04/05
    • いるかさん
      yyさん 

      おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      この本 絶対に伊予原さんにしか書けない本だと思います。
      読...
      yyさん 

      おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      この本 絶対に伊予原さんにしか書けない本だと思います。
      読後感もすごくよくって、しかもあとがきを読むと、、、

      おすすめの一冊です。
      感想楽しみにしています。。
      2024/04/08
  • とてもよかったー
    またいい本に出会えました(^^)
    科学は全くわからない私でも
    楽しく読めました


    様々な事情を抱え定時制高校に通う生徒たち。
    藤竹という教師と出会い
    科学部を始めるうちに変わっていきます


    藤竹が熱血教師という感じではないのがいいです
    生徒も個性豊かで
    抱えてる事情を知ると応援したくなります


    教師だけの力ではなくて
    周りのクラスメイトの影響や
    実験の成功体験などで
    どんどん変化していく様子が面白いです


    実験も興味深かったですが
    人間模様にもきちんとフォーカスされていたので
    科学が苦手な私でも楽しく読めたんだと思います


    読み進めるうちに
    藤竹の熱い思いも明らかになり、
    実験発表あたりの生徒たちの成長ぶりには
    胸が熱くなりました


    どんな環境の人でも関係なく
    学ぶ楽しさを感じてる人が
    好奇心のまま学ぶっていうのは
    実は難しいんだなと読んでいて思いました


    それだけに藤竹の思い、
    それを受けた生徒の様子に涙が出ました


    とてもいい読了感でした(^^)

  •  また新たな素晴らしい本との出逢いに感謝です! 感動がじんわりと広がり、心躍る一冊でした。
     様々な年代、境遇や抱える事情も違う生徒が在籍する定時制高校が物語の舞台です。

     章ごとに視点人物が変わり、彼らが定時制高校に通う理由や困難さが描かれていきます。読み進めるほど、登場人物全員が魅力的なキャラクターで、思わず全面応援している自分がいました。

     こうした不遇な生徒たちが、一人の理科教師・藤竹と出会い、学ぶ楽しさ・仲間と協力する喜びを知り、科学部として実験に没頭しながら大会出場するまでが、生き生きと表現されています。あぁ、こんな先生がたくさんいたら‥、と思ってしまいます。

     「青春科学小説」という括りを超越して、かつても今も頑張っている人、自己肯定感が低く自分で自分を諦めている人‥、万人の心に響く作品です。
     何かがきっかけとなり、自らやってみたいと動き出し、自分で引いた限界ラインを超えようとする時の目が輝き‥。もう〝学びの基本〟ですね。本書には、これが全部詰まっています。
     やはりそのきっかけづくりの鍵になるのが、周りの教師や親を含めた大人です。児童・生徒(仕事をする若者も)の可能性を信じ、よさを生かし主体性を引き出すことこそ、大人の責任ですね。

     夜の静謐なイメージがある伊与原新さんですが、大きな熱量が伝わる渾身の一冊と感じました。
     藤竹先生のもう一つの〝実験〟の仮説「どんな人間も、その気にさえなれば、必ず何かを生み出せる」も、確実に検証されたんですね。万々歳!

  • 定時制高校に通う人たちは年齢も幅広く、通う理由も様々で個性的。全日制よりも1年多く通わなければいけないけれどみんな高卒資格もらえるように最後まで頑張ってほしいと思いました。新任教師の藤竹がじつに上手い立ち回りをして1話ごとに科学部の仲間を増やしていきます。そして行われる実験が面白そうでついついひき込まれていきました。
    金髪ピアスの柳田岳人に、フィリピン料理屋のママ越川アンジェラ、過呼吸保健室登校の名取佳純、74歳元町工場経営者の長嶺省造、全日制に通うPCオタクの丹羽要は密かに佳純ちゃんが気になってるようでイエローカードだしたくなりましたw
    火星の夕焼けは青いとかオポチュニティの轍の話とかは想像を膨らませるには充分すぎて心躍りました。
    藤竹の経歴が明かされ科学部を作った目的を語り出した時に鼻持ちならない感じがしたのですが、佳純の言葉に目から鱗でした。そして予想以上の成果が生まれることもしばしばで嬉しい誤算なんだと思います。

    【追記】
    火星探索で独りぼっち14年間も地球にフォトを送り続けたオポチュニティの話は特に感動してしまいました。最後にふり返って自分が歩いてきた軌跡のフォトを送信するとか無茶ツボでした。私も誰も歩いていない雪山でスノーシュー履いて踏み跡残すのが好きでよく振返って我ながら規則正しい踏み跡にウルウルすることがあるんです。下山するのが勿体なくってこのままずーとここにいたいなぁとか思って立止まると3分もしないうちに凍えてきてまた歩き出すんですけど、すごい雪庇を乗り超えて歩いてきた軌跡は自己満足にすぎないのですがSNSにアップしてニマニマしてます。

    • ゆーき本さん
      しじみさんおはようございますᐕ)ノ
      要にイエローカード!笑
      甘酸っぱい青春でしょー(*˘˘*)♡笑
      しじみさんおはようございますᐕ)ノ
      要にイエローカード!笑
      甘酸っぱい青春でしょー(*˘˘*)♡笑
      2024/03/02
    • つくねさん
      ゆーき本さんこんにちわ♪

      あはは、要がコクってきたら佳純ちゃん
      過呼吸で保健室行確定なんだもんww
      ゆーき本さんこんにちわ♪

      あはは、要がコクってきたら佳純ちゃん
      過呼吸で保健室行確定なんだもんww
      2024/03/02
  • 自分が理系の出自だったからか、生徒たちの真摯な科学に対する学びの姿勢と探究心、そしてバックグラウンドの違う仲間たちと手を取り合って目標へと進む姿に思わず涙が溢れてしまいました。

    物語は定時制高校のお話で、1人の教師が定時制高校に「科学部」を作るお話。定時制高校の生徒たちは年齢も、境遇も学問に対する考え方もバラバラ。そんな生徒たちの知的好奇心を刺激し、定時制高校の生徒たちで、火星を作る「実験」を行うというもの。

    なんと言いますか、学校の授業やテストの成績だけでは見ることの出来ない人間の根源的な知への渇望ってすごいなぁと。物事の本質を知ること、知ったことを試して深く理解すること、こういう本質的な学びを教えてくれるような作品だったように感じます。

    何よりすごいのが、実際にあったお話に感銘を受けた作者が、それを題材に本作を書いたということですね。定時制とか全日制とか、境遇に関係なく、人は誰しも自身の知的好奇心に従い学ぶことが出来る強さを持っているというメッセージ性が感じられる素敵な作品でした。

    • なゆさん
      ネモJさんこんばんは。
      理系ご出身だったのですね!感想を読ませていただき、私も読みたいなぁと思い、ついコメントしてしまいました!^_^
      ネモJさんこんばんは。
      理系ご出身だったのですね!感想を読ませていただき、私も読みたいなぁと思い、ついコメントしてしまいました!^_^
      2023/10/22
    • ネモJさん
      なゆさん、こんにちは〜
      コメントありがとうございます!
      ぜひ読み終わりましたら、感想をお聞かせください!
      なゆさん、こんにちは〜
      コメントありがとうございます!
      ぜひ読み終わりましたら、感想をお聞かせください!
      2023/10/23
  •  東京都立東新宿高校定時制。
     勤労学生が仕事のかたわら意欲的に通っていたかつての姿はない。入学してくるのは全日制には通えない何らかの事情を持った生徒ばかりだ。そこには将来を見据える前向きな生徒はほとんどいないように見える。

     荒れる生徒、無気力な生徒と対するだけで精一杯の教師たち。そこに1人の風変わりな教師が着任し科学部を立ち上げたことで、変化が生じていく。

     これは「教室に『火星』を作り出す」という突拍子もない実験に挑んでいく老若男女4人の高校生たちの1年間を描く青春小説である。
             ◇
     牛丼屋を出た柳田岳人は腕時計に目をやった。定時制では3限目の時間だが、岳人は構わずコンビニでたばこを買い、くわえたばこのまま歩道の真ん中を歩いて学校に向かった。
     校門まで来ると、中からバイクの耳障りな爆音が聞こえる。ため息をついた岳人がグラウンドまで出てみると、退学したはずの三浦が朴を後ろに乗せて原付で走り回っていた。

     岳人が近づくよりはやく、痩せた貧相な体格の男がバイクの前に歩み出た。岳人の担任の藤竹だった。
     藤竹が何か言っている。三浦に対し、怯えも怒りも感じない淡々とした態度でだ。薄ら笑いを浮かべつつ食ってかかる三浦に臆することなく平然としている。

     そんな藤竹を威嚇するように三浦はバイクを発進させ、藤竹のまわりをぐるぐる回り始めた。それを見た岳人が、暗がりから三浦に「おい」と声をかけたところ……。
     (第1章「夜八時の青空教室」) 全7章。

         * * * * *

     教師に必要な資質。それが描かれていました。

     担当教科についての十分な知識や指導力があることは当然ですが、そこに正確な観察眼と洞察力、柔軟な対応力も必要です。
     短気を起こさず生徒の向上心の発芽を待てる忍耐力も必要でしょうし、トリアージの判断能力も求められるかも知れません。

     藤竹という教師はそれらすべてを持っていた上に、さらに極上の資質を有していました。
     それは、藤竹自身がのめり込める専門分野を持つとともに、その楽しさを生徒に伝え、同じ世界にいざなえる情熱を持ち合わせていることでした。

     その象徴的なシーンが、物語の終盤にあります。

     空中分解寸前となった部員を前にした藤竹が、自らの経歴を語ったあと、君たちを科学部に引き込んだのは定時制高校に科学部を作り生徒に活動させることができるかという「実験」のためだった、と告白します。
     すると部員の中で最も内気な佳純が実験の前提となる仮説を尋ね、それに対する藤竹の答えを聞いて言い放ちます。
    「相手のことを信じてやる実験なんて、ない」と。

     この指摘に、藤竹は安堵と感嘆を覚えます。生徒たちを、研究者の冷徹な目で見ていたわけではなく、同じ宇宙に魅せられた仲間と捉えていたことに気づかされたからでしょう。

     定時制に来ざるを得ない事情。障害、学力不足、貧しさ、不登校。それらを乗り越えてでも科学部活動、ひいては学校活動に生徒たちを引き込んでいくだけの熱量を、藤竹は持っていたとわかる、感動的なシーンでした。

     ディスレクシアの岳人。フィリピン育ちで読み書きが覚束ない日比ハーフのアンジェラ。炭鉱町の貧しい家庭で育った長嶺。 
     学力不足の3人は向学心がないのではなく、向学心を阻む原因が解決されなかっただけだったのです。

     そこにもう1人、ストレス障害で教室に入れなくなった佳純が加わりました。保健室登校だった佳純ですが、藤竹に対する信頼感と SF 好きだったことが、佳純に保健室を出る決心をさせたのです。

     計算力と行動力に長け、優れた理解力も有する岳人。コミュ力が高くチームを融和させる人徳を持つアンジェラ。町工場を長く営み、ものづくりの名手である長嶺。客観的に物事を捉える観察力と緻密な分析力に裏打ちされた高い学力を持つ佳純。

     この4人の適性を見抜き、さり気なくフォローしながら不安や不満を和らげて、惑星科学の入口に立たせてやる。そんな藤竹の手腕はまったく見事というほかありません。
     ただし藤竹から狡智に長けた嫌らしさは感じません。むしろおちゃめな印象すら受けるのです。
     奇しくも科学部入部を決めた長嶺が藤竹に言ったことば、「食えんな、あんたは。妻より食えん」によく表れています。
     笑顔で夫をうまくおだて仕事をする気にさせる長嶺の妻。藤竹はそれ以上だと長嶺は言ったのです。


     最終章で描かれる、「日本地球惑星科学連合大会」の高校生セッションで発表する岳人と佳純やフォローする長嶺とアンジェラの姿は爽快で涙が出るほどでした。

     事実を元にしている物語なので、できすぎた話との批判もないでしょう。教育の可能性について考えさせてくれる感動作でした。

     不満を1つ挙げるなら、岳人が昔のワル仲間からリンチを受ける展開は避けてほしかったということです。
     そこは朴をうまく使えなかったのかと思いました。( もしかして、これも実際にあったできごとなのかも知れませんが……。)

  • 前向きに挑戦することの大切さを思い出させてくれる本。

    定時制高校に通う、それぞれ色々な事情をもつ生徒が集まって実験をする。
    科学には全く興味がなかった自分でしたが、分かりやすく描いてくれているので、彼らが何をしようとしているのかもよく分かる。

    ちょっと出来すぎていない…?!
    なんて思って読み終えたけれど、
    あとがきで実際にそういう定時制の生徒さんもいると知り、挑戦すること、諦めないことの大切さを改めて感じる。いくつになってもね。

  • 最初は、いろんな事情で定時制高校に通う生徒をテーマにした短編集なのかなと思っていたら、先生が科学部を立上げて、その生徒達が集まり、研究が始まるというストーリー
    メンバーがそれぞれの得意な事を出しあって、一つの目標に向かって取り組むのって本当にいい!
    きれいごとっぽくも見えなくもない無いけど、でもやっぱり、そんな事は無く、変化とも成長とも進化とも化学反応とも言えるような言えないような関係性が楽しそうと思った
    途中、装置の説明とかイメージが辛かったところはあったけど、最後まで読み切って良かった!

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著者プロフィール

1972年、大阪府生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。19年、『月まで三キロ』で第38回新田次郎文学賞を受賞。20年刊の『八月の銀の雪』が第164回直木三十五賞候補、第34回山本周五郎賞候補となり、2021年本屋大賞で6位に入賞する。近著に『オオルリ流星群』がある。

「2023年 『東大に名探偵はいない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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