太陽の季節/完全な遊戯 石原愼太郎の文学 第九巻 短篇1

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (605ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166416608

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  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00358868

    処女作「灰色の教室」、芥川賞受賞作「太陽の季節」はじめ、純粋行為の可能性を追究する初期短篇から十五篇を精選。 解説・中森明夫
    (出版社HPより)

  • 町山智浩「映画の見方が変わる本」つながりで、「完全な遊戯」のみ読了。いくら解説で、ひとつも無駄のない短編、ほとばしる才気、時代を見通した先見、とうたわれていても、当時総スカンをくわせた文壇を道学者めいた、と揶揄しても、かかれてることの悪辣さ、胸くそわるさはぬぐえない。これで訴えたかったことは…と

  • 著者の言うところの「身体性」の力強さを感じさせられた。どれも石原として生まれ、石原として生きた彼でなければ描けない作品なのだろう。「太陽の季節」や「灰色の教室」に見られる、女性の妊娠を軽く扱うかのような男根主義的な部分は、時代の空気を色濃く反映しているためか、現代の受け入れにくい部分も多いが、若者の衝動を描く上で書かせない要素であることは事実。

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