- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166600397
感想・レビュー・書評
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(図書館員のつぶやき)
19世紀のヨーロッパで流行、日本趣味のことばジャポニスムて言うとばってん、ほんなごて日本工芸品のこがん影響ばあたえととの、写真も多かしわかりやすかけんね。持ちやすか文庫本で読みやすかよ。余談ばってん、最初にでてくっ写真は伊万里焼の皿!有田の佐賀県立九州陶磁文化館でみらるっとさね、良かよ!
訳:19世紀のヨーロッパで流行、日本趣味のことをジャポニスムと言いますが、本当に日本工芸品がこんなに影響を与えたのことが、写真も多くて分かりやすいです。
持ちやすい文庫本で読みやすいのも良いです。余談ですが、最初に出てくる写真は
伊万里焼の皿!有田の佐賀県立九州陶磁文化館で見ることができます、良いですよね!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
手軽に読める新書。
ジャポニスムが過大に評価されているが、あとがきによると著者もそのことは意識している。
ジャポニスムが現代のデザインに多大な影響を与えていること、日本の美は自然美であること、ジャポニスムの影響は、アールヌーボーと印象派に限らないこと。
アシンメトリーへの考察が、優れていたかな。
一つ一つの論旨はツッコミどころ満載ですが。 -
近代の日本の芸術と西洋のそれとの違いがやっと分かった。浮世絵等の日本の芸術が与えた影響は、表面的にはデフォルメとアンシンメトリーであり、それは自然から美を見出し生活に取り入れるという日本の一部の考え方を表したものであった。当時は西洋では芸術は生活と相容れない孤高のものとして扱っており閉塞感があったため、日本の芸術はより斬新に感じられた。黄金比率、等量分割、最後にはフラクタル理論も出てきて科学的な説明があり、当時の日本の自然への洞察の深さが伺える。それとは別に表面上だけであるかもしれないが、そのような日本の良さを取り込み自分のモノにするのは関心する。
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日本の持ってる精神性
芸術性のルーツがここに
日本のものよく見たら
なるほどなぁが増えました
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画像満載で飽きない。楽しく読めた。