自己チュウにはわけがある―対人心理学で分かったこと (文春新書 174)
- 文藝春秋 (2001年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166601745
感想・レビュー・書評
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予想に反して面白かった。
元々は自己中な人の考え方、周囲への認知の仕方が知りたくて読んだのだが、いい意味で思っていた内容とは全然違っていた。
対人心理学という学問の導入と紹介のような本だった。対人で感じるような事が、著者の実例を踏まえた紹介を経て、研究者の実験例へと話が進んでいく形式を取っている。
全体的な話の主題は自己中な人というより、自己意識についてかもしれない。ちゃんと学問的な解説がある所が面白かった。日常の些細な感情の動きの現象に名前がついていたり、普段は他者とは照らし合わせられない心の動きがきちんと証明されたりしているのだ。
どちらかというと、周囲に対して敏感な人が読むべき本だと思う。そうなると、そういう人が手に取りやすいタイトルなのかもしれない?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
725円購入2001-00-00
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<閲覧スタッフより>
ひとは自己チュウな生き物。そのことを踏まえた上で人との関わり方や心の保ち方などを心理学の視点からアドバイスします。日々感じていた生きづらさを解消する糸口がみつかるかもしれません。
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所在記号:新書||361.4||サイ
資料番号:20066502
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03020
あまり人が良いとは言えない、さまざまな実験の結果をもとにしながら、人は多かれ少なかれ自己中心的であると結論。エッセイ風のやわらかい文章で著者の人となりも伝わってくる。 -
実験心理学。対人心理学。
27の実験で出た事例を紹介。
自分が少しだけ許された気がする。 -
かなり読みやすい、分かりやすい本で、専門的なことが分からなくても、割とすっきり読めたと思う。内容は自分に当てはまることが多すぎて恐怖すら感じた。ここで説明されたことにまんまとはまっているなあと痛感してしまった。この本を読んで気持ちが楽になった人もいるんじゃないかな。学生さんで興味のあるひとは読んでみたら面白いかも。
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2009購入。積読ちゅう・・・
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おもしろくなかったので途中でヤメた。
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確かに「自己チュウ」には社会心理学的なわけがあることがわかった。自分もしっかり「自己チュウ」であることや、それが当たり前であることも。