赤本の世界: 民間療法のバイブル (文春新書 206)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166602063

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    富山の置き薬とおなじように、ひと昔前の日本の家庭に常備されていた『赤本』。
    大正十四年の上梓以来の累積発行部数は優に一千万部を超える。
    一衛生兵が著したこの家庭医学書は、昨今氾濫する健康本・健康雑誌がこぞって、それも著者の精神をはき違えて取り上げる民間療法のバイブルでもある。
    生涯衰えることのなかった著者・築田多吉の情熱を追うとともに、そこに盛られた看護法、健康術、救急手当法、不老長寿術の精髄を紹介する現代版『ミニ赤本』。

    [ 目次 ]
    第1章 多吉の生涯(超ベストセラー『赤本』;結核に打ち克った方法 ほか)
    第2章 『赤本』式看護法(栄養の話;芥子泥(からしどろ)の作り方と貼り方 ほか)
    第3章 『赤本』式健康術(梅肉エキスと卵油;ハブ草について ほか)
    第4章 『赤本』式救急手当法(救急手当―止血法の概要;人工呼吸法(息を吹き返らす法) ほか)
    第5章 『赤本』式不老長寿術(実験不老長寿法;一般長寿法について ほか)

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著者プロフィール

山崎光夫
一九四七年福井市生まれ。早稲田大学卒業。放送作家、雑誌記者を経て小説家に。八五年『安楽処方箋』で小説現代新人賞を受賞。医学・薬学関係に造詣が深い。小説に『ジェンナーの遺言』『ヒポクラテスの暗号』『精神外科医』『風雲の人 小説・大隈重信青春譜』『小説曲直瀬道三 乱世を医やす人』など多数。ノンフィクションに『東京検死官』『逆転検死官』『戦国武将の養生訓』『薬で読み解く江戸の事件史』『胃弱・癇癪・夏目漱石 持病で読み解く文士の生涯』など。九八年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で第十七回新田次郎文学賞を受賞。

「2023年 『鷗外青春診療録控 本郷の空』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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