外国映画 ぼくの500本 (文春新書 313)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166603138

作品紹介・あらすじ

故淀川長治氏と並び称されてきた著者は、本年(二〇〇三年)九十三歳にしてなお現役、これまで見てきた映画は優に二万本を超えるという、まさに生き字引的映画評論家。近年、外国映画約八千九百本の評を、世界にも類を見ない膨大なガイド『ぼくの採点表』全六巻に集大成し、二〇〇一年の菊池寛賞も受賞した。本書ではそれを上回る一万数千本から、「理屈抜きに面白い」という観点で選び抜いた五百本を収録。文字通り「究極のシネマガイド」である。

感想・レビュー・書評

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  • 映画評論家の双葉十三郎さんが今まで採点した作品から、500本を選んでまとめた本。 双葉氏の自伝的な文章も収録されていて、そこがまた面白いです。

    恥ずかしながらお名前すら知らなかったので、とても大きな収穫でした。作品の内容にはさらっとしか触れていないので、ネタバレを気にせず読めるところもいいと思います。

    1902年生まれの方なので古い作品が多いのですが、それがまた勉強になります。偉大な先人に敬意を示しつつ、何度も繰り返し読みたい一冊です。

  • これ一冊で映画史をカバーできる。

  • 双葉氏の圧倒的バックグラウンドに私たちは教養としての映画の必要性さえ感じた

  • かなり懐古主義なチョイスが目立つが、ほかと比べれば(今のところは)究極のシネマガイドといって差し支えない本だろう。なにより星による採点をはじめて導入した、その功績は替えがたい。

  • 映画を愛してやまない優しい方のレビューを読んで、懐かしい映画を素直な気持ちで思い出したいと思って購入しました。
    予想通り、たくさんの映画があらすじと一緒にわかりやすく評論されていました♪

  • [ 内容 ]
    故淀川長治氏と並び称されてきた著者は、本年(二〇〇三年)九十三歳にしてなお現役、これまで見てきた映画は優に二万本を超えるという、まさに生き字引的映画評論家。
    近年、外国映画約八千九百本の評を、世界にも類を見ない膨大なガイド『ぼくの採点表』全六巻に集大成し、二〇〇一年の菊池寛賞も受賞した。
    本書ではそれを上回る一万数千本から、「理屈抜きに面白い」という観点で選び抜いた五百本を収録。
    文字通り「究極のシネマガイド」である。

    [ 目次 ]
    1 外国映画ぼくの500本―作品ガイド篇
    2 ぼくの小さな映画史(無声映画は骨董にあらず―草創サイレント時代;トーキーの登場―傑作が目白押しの30年代;そして黄金時代はつづく―百花繚乱の40~50年代;「夢」から「リアリズム」へ―転機を迎えた60~70年代;CGは映画の救世主か?―ゆきづまる80~90年代)

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    [ 参考となる書評 ]

  • イイ意味でも悪い意味でも、商業ベースの感受性。
    アントニオーニ、ゴダール、アレン・レネがほとんど紹介されず、フェリーニに至っても”ホントに好きなの?”と疑ってしまう。
    まあ、オーソドックスでいいけどね。

  • 1910年生まれの著者はまさに「映画と共に産まれ、映画と共に生きた」と言えよう。今の若い映画評論家が束になっても敵わない豊富な知識と鋭い眼、公平な立場からの評論は後世に大きな物を残した。

    氏の仕事をまとめた本格的な評論集としては『ぼくの採点表 西洋シネマ大系』がある。こちらはそれより肩の力を抜いた、タイトル通り「ぼくの大好きな映画500本」に関しての短評が主。

    後半には映画の誕生から90年代CG映画までを概覧した「ぼくの小さな映画史」が付されている。

  • 2009/10/14 読了

  • 片っ端から観たい!

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