大名の日本地図 (文春新書 352)

著者 :
  • 文藝春秋
3.00
  • (2)
  • (2)
  • (9)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 102
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166603527

作品紹介・あらすじ

江戸三百諸侯というが、本書は幕末、全国に配置されていた二百八十の大名家(一万石以上)を網羅、立藩から廃藩に至る歴史をたどる。領内の統治に関して、ほぼ完全な自治権を有する「藩」は、それぞれがいわば"小さな政府"だった。借金だらけの藩財政をどう克服したのか、どのように産業振興、政治改革を図ったのか…など、各"政府"の歩みを浮き彫りにする。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 幕末に300あったと言われる「藩」。このうち、1万石以上の280の藩について、藩主、石高、人口やその歴史などを網羅した一冊。自宅やよく出かける地域の歴史がわかった面白い。地方の名家がなぜ名家なのかなども、これでよく理解できる。戊辰戦争の際の態度次第で大きく影響を受けた藩、現在につながるその地域など、理解を深めることができる。

  • <目次>


    <内容>
    2003年刊の本、昔読んだものを再読でした。「そんなところにも藩があったのか⁈」という部分と、江戸中期~後期は各藩とも財政難(これは根本的な問題でしたね)だったことの再確認、各藩ともほぼ1人は英明な藩主がいたこと(これは書き方の問題かもしれないが…)。あとはけっこう養子を系図化すると、江戸後期の藩主名は、限られた大名にまとまる気がする…。

  • ハンドブック程度。
    ウラの石高が興味深い。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1929年生まれ。歴史ノンフィクション作家。主な著書に『諸藩騒動記』『大名の日本地図』『決定版日本の剣豪』など。

「2019年 『江戸の牢屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中嶋繁雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×