遺伝的プログラム論 人間は遺伝か環境か?――遺伝的プログラム論 (文春新書 485)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166604852

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    遺伝という漠然としたものを、遺伝的プログラムとその具体化という視点から捉え直した動物行動学の第一人者による試論。
    遺伝か環境か。
    最新の研究成果がここに。

    [ 目次 ]
    第1章 オタマジャクシはカエルの子
    第2章 大人になるのは大変だ
    第3章 人間―この集団で生き育つもの
    第4章 人間の子どもはどう育つ?
    第5章 人間と言語の不思議な関係
    第6章 誰もが抱く疑問
    対談 なぜ今「遺伝的プログラム」なのか?―日高敏隆×佐倉統

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    [ 参考となる書評 ]

  • 環境なのか
    もって生まれた才能なのか

    人間は、環境か、遺伝子か

    これだという結論を期待した・・・が、

    人生は遺伝で決まっているわけではないが、
    全く関係なくもない


    遺伝子プログラムは具現化される
    その具現化されるその瞬間は、
    人間個々のそれぞれの場所と時が関係する・・・

    と、考えると、
    やはり遺伝子にも環境は影響力を持っている


    遺伝子は揺るがないし、変わらない


    科学だけで人生は決まらない
    99%の科学
    環境が
    1%の化学反応をおこす
    その1%の違いが
    とてつもなく大きな違いになる


    人間は、環境の動物であることは
    間違いないと思った。

著者プロフィール

総合地球環境学研究所 所長

「2007年 『アフリカ昆虫学への招待』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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