ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書) (文春新書 719)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166607198

感想・レビュー・書評

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  • 大学の教養課程でも、暗黒社会論、悪の現象学的なコースを設けるべき。悪徳政治家、悪徳企業のウソを見破る技法、メディアに騙されない情報を教えることが現代の教養には欠かせません
    ガンにも個性があって、どれ1つ同じガンはないということが次第にわかってきました
    日本共産党と言う組織は、マルクス主義の特約にやられた、宗教団体なんですよ
    人間の認識と言うのは、すべてが経験・感覚入力の基盤の上に成立するものであって、もし、感覚入力を全て取り去ったら、認識能力そのものが崩壊してしまうと言うことを、たくさんの感覚遮断実験が証明しています
    現代語訳般若心経 玄侑宗久

  • 読んでいて楽しくなった。旧制高校時代と比べ今のエリートは確実に教養に欠ける。自分自身も高校、大学時代の読書量は少なく、殆どの時間を意味のない暗記に費やしてしまった。これから死ぬまで読書を重ね少しでも失われた時間を取り戻したい。
    立花さんのご冥福を心よりお祈りします。

  • ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書 719)
    (和書)2010年02月07日 23:22
    立花 隆・佐藤 優 文藝春秋 2009年10月17日


    参考になったよ。

    メモしていきたい本が何冊かあった。

    「外国語上達法」千野栄一著

    「デュシャンは語る」マルセル・デュシャン著

    いろいろあって400冊は多い。僕の読書能力ではまともに読んだら5年はかかるだろう。

  • 『いま、何を読むべきか?どう考えるべきか?「知の巨人」立花隆と「知の怪物」佐藤優が空前絶後のブックリストを作り上げた』と、表紙見返しにあるとおり、本書は立花隆と佐藤優の本紹介本です。
    実にその数400冊。
    「古典の読み方、仕事術から、インテリジェンス技法、戦争論まで」というだけあって多岐にわたっています。
    先日読んだ成毛眞の本紹介本にはない「古典」が入っているのが特徴的です。
    また、対談形式で本を紹介しているので、二人の思想が入っている部分もあり、若干どうかと思う点がないわけでもないが、たぶん私のような「バカ」にはよくわからない高尚な話なのでしょう。
    年齢的なものもあり、佐藤優紹介本のほうが、教養レベルをこれから向上させたい人向けという感じ。
    とりあえず、紹介している400冊+αから41冊を抽出。まず読みたい本にに登録しないと。

    【興味を持った本】
    「東大教師が新入生に勧める本」(文春新書)
    「教養のためのガイドブック」(東京大学出版会)
    「僕はこんな本を読んできた」(立花隆)
    「ハディース イスラム伝承集成」(牧野信也訳、中公文庫)
    「ウパニシャッド」(湯田豊訳、大東出版社)
    「歴史的現実」(田辺元)
    「現代のヒューマニズム」(務台理作)
    「数学—その形式と機能」(ソーンダース・マックレーン)
    「資本論」(マルクス、岩波文庫)
    「ソロスは警告する」(ジョージ・ソロス)
    「影を裁く日」(高柳芳夫)
    「負け犬の遠吠え」(酒井順子)
    「価値と資本」(ヒックス、岩波文庫)
    「補給線—何が勝敗を決定するのか」(マーチン・ファン・クレフェルト)
    「戦後保守党史」(冨森叡児)
    「自民党戦国史」(伊藤昌哉)
    「なぜ人はニセ科学を信じるのか?」(マイクル・シャーマー)
    「東大生はバカになったか」(立花隆)
    「論理哲学論考」(ウィトゲンシュタイン)
    「外国語上達法」(千野栄一)
    「読書について 他二編」(ショウペンハウエル、斎藤忍随訳、岩波文庫)
    「ビジネス数学入門」(芳沢光雄)
    「存在と時間(上中下)」(マルティン・ハイデガー、桑木務訳)
    「ウィトゲンシュタイン」(藤本隆志)
    「相対性理論」(A・アインシュタイン、内山龍雄訳)
    「兵法孫子 闘わずして勝つ」(大橋武夫)
    「CIA 失敗の研究」(落合浩太郎)
    「日本共産党」(筆坂秀世)
    「米軍再編 日米秘密交渉で何があったか」(久江雅彦)
    「愛と資本主義」(中村うさぎ)
    「断る力」(勝間和代)
    「大日本帝国の興亡1〜5」(ジョン・トーランド)
    「終戦日記」(大佛次郎)
    「南京事件増補版」(秦郁彦)
    「責任 ラバウルの将軍今村均」(角田房子)
    「明治十年丁丑公論・瘠我慢の説」(福沢諭吉)
    「新編後藤田正晴—異色官僚政治家の奇跡」(保阪正康)
    「百万回の永訣—ガン再発日記」(柳原和子)
    「詩を読む—詩人のコスモロジー」(谷川俊太郎)
    「詩的自叙伝—行為としての詩学」(寺山修司)
    「ヘンタイの理論と実践」(中西敦)

    【引用】

    私はこれを見て、その社会で生き残っていくための基本的な「知」が教養なんだということがわかった(笑)。 (P13)
    当時の上司に「おまえ、小説ばっかり読んでちゃダメだぞ」といわれて、小説以外の本をドサドサと買い込んで読み始めたんです。そしていかに自分が物を知らなかったか痛感しました(笑)。フィクションよりリアルな現実のほうが遥かに面白い。それ以来小説から離れました。 (P48)
    現在のような不況期において人は、とにかく実用的な内容の本でなければ手にとらない。すぐに役に立つか、中・長期的に役に立つかが本を選ぶ指針になっているんです。 (P135)
    だから私は、嘘をつかない限り、部下のどんなトラブルに対しても、絶対に叱らなかった。どんなトラブルがあっても、私に申告してくれば、上司との関係においてもトラブルを起こした奴の味方をした。そうすれば私のところに相談に来ますから。 (P170)
    重要なのは、教養とは、今、自分が遭遇している未知の問題にあったとき、そういうことをテキストから読み取れる力だと思うんですよね。 (P214)
    読者にお勧めなのは、巨大書籍の書棚をすべて隅から隅まで見て回ることです。すべて見るのが大変なら、文庫と新書コーナーだけでもいい。現代社会後の全体像が大雑把でもつかめると思います。 (P243)

  • コロナ在宅の現実逃避に本棚整理中。再読。
    立花氏の中核vs革マル、上巻で挫折したんだよなあ。佐藤氏の国家の罠はおもしろく読んだ。
    おすすめ本を紹介している読書本はつい手にとってしまう。
    読書で頭脳を鍛えたい、とは思っていないけれど、知らない世界を知りたいとは思う。絶版を外して選書されているのがありがたい。

  • 立花隆さんと佐藤優さんが400冊の愛読書を紹介しながら、「教養」をテーマに歴史や政治、科学などについて語った本。

    読書という行為は、本の内容を覚えることをいうのではなく、本を通して自分の頭で物事を考えることをいいます。本書を読むと、そのことを強く感じます。

  • 対談本。知の巨人と佐藤優で対談してるのにも関わらず、佐藤優の希有な経歴から来る話題に立花氏は引っ張られてしまうような場面もあった。これは佐藤優氏の話題が良いのか、立花氏の好奇心が強いのか。ロシアのエリートについてはもう少し聞きたかった。
    当たり前だが一冊一冊に対してのコメントが少なく、ポンポンと出てくるのでもう少し深掘りして欲しかった。

  • 著者両氏が、様々な分野から200冊ずつ本を集めて紹介する。
    両氏の教養の幅広さと深さに改めて舌を巻く。
    教養の全体図を把握するための一助になりそう。

  • 非常にレベルの高い対談をベースに展開していきます。
    紹介された本が読みたくなります。
    で、自分の教養のなさにショックを受けます

  • ジャーナリストでサイエンス・ライターの立花隆と、元外交官で作家の佐藤優が、合計二百冊の本を紹介しています。また、二人の対談では、いわゆるアカデミズムに限定されることのない幅広い知と教養のありかたとその意義について両者の考えが語られています。

    たんなる読書家というだけでは終わらない二人の推薦する本という印象です。歴史や宗教についてすでに読んだことのある本についても、そうした視点からとらえることができるということに改めて気づかされたという意味で、興味深く読みました。

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