がん再発を防ぐ「完全食」 (文春新書 721)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166607211

作品紹介・あらすじ

がんと診断されたら、何を食べればいいのか。何を食べてはいけないのか。進行がん患者に、六割強の有効率の「済陽式栄養・代謝療法」で、体の内と外から、がん再発を防ぐ。

感想・レビュー・書評

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  • ここ数年、食生活にマクロビやローフードを採り入れています。
    ローフードを実践するにあたって外せないことのひとつが、ジュースを飲むことです。

    ジュースで野菜や果物の酵素をできるだけ多く体に採り入れることで
    消化はもとより体のメンテナンスを助け、美容と健康を維持・促進するわけです。

    ジュース最高!みたいな食事法は調べるほどにどんどん出てきます。
    そして出会ったのが済陽高穂さんの食事療法でした。
    ネットで概要の把握はできますが、図書館で本書を見つけたので借りてじっくり読んでみました。

    驚いたのは、晩期がんと呼ばれるいわゆる「もう手の施しようがない」患者が対象にも関わらず、
    この食事療法によって多くの割合で改善や治癒が見られていることです。

    効果が出やすいがんが、大腸がん等欧米型のがんであることから
    そもそもこれらの発症を引き起こしたのも主に食生活であることが裏付けられている気がします。

    ゲルソン式などの様々な食事療法の応用ともいえるこの「済陽式」は、
    今はおいしくきれいになるために行っているジュース生活の最終形態かもしれないです。
    できる範囲で今から取り入れることで、がん予防の効果が期待できると思います。

    強いていえばもうすこし、個々の症例に行っているらしきカスタマイズの内容と根拠がわかるといいなと思いました。
    最終的には先生の病院で受診するより無いのでしょうが。。

  • 非常に為になりました。
    果物と野菜を主とするナチュラル・ハイジーンやフィットフォーライフと共通する。
    済陽式はガチガチで厳しい感じもなく、読んですぐに実行できています。身体も軽く体調も良くなっているように思います。

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著者プロフィール

1970年、千葉大学医学部卒業後、東京女子医科大学消化器病センター入局。73年、国際外科学会交換研修員としてアメリカ・テキサス大学外科教室(J.C.トンプソン教授)に留学し、消化管ホルモンについて研究。帰国後、東京女子医科大学助教授。94年、都立荏原病院外科部長。 2003年、都立大塚病院副院長。06年、千葉大学医学部臨床教授を兼任。08年、三愛病院医学研究所所長。トワーム小江戸病院院長。同年11月、西台クリニック院長。18年、同クリニック理事長。主な著書に『今あるガンが消えていく食事』『ガンが消えていく最強のレシピ』『進行がんが消えていく食事 成功の極意』(いずれもマキノ出版)などがある。明朝時代に中国から渡来し、九州・都城の島津氏に仕えた薬師を先祖に持つ。

「2022年 『がんが消えていく超減塩レシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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