生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)
- 文藝春秋 (2012年7月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166608683
感想・レビュー・書評
-
回答がやや雑に感じるのは作者のふだんの持ち味なんだろう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さらっと読了。書いてあることはあたりまえのことばかり。しかし、世の中のバカはそれができないんだよね。
-
こういう一問一答形式?の本で面白いの読んだことない
-
色々な人の人生相談に対して、漫画家である著者が答えていくという一冊。タイトルにある通り、正しくはない。
正直者がバカを見るという言葉があるが、世間的にはそんな言葉に対して、正直者がバカを見る世の中を変えていこうと考える。しかし著者の場合、バカを見るくらいなら正直者になんかならなくていいじゃんという考え方である。適度に嘘をついて、横入りでもして、ずる賢くしぶとく生きていこうというものである。
綺麗事だけでは世間で生きていけないということを経験上知ってしまった大人なら、本書のアドバイスもいいであろうが、やはり子供にはまずは正直者のベースを身につけていてほしい。
人生相談で注意すべき点は、アドバイスする側の人間がどのような家庭環境で育ち、どのような生い立ちで生きてきたのかということを配慮すべきであるということである。 -
役に立つかは正直…。
ただ「うじうじ悩んじゃっていてバッサリ切ってほしい人」には向いていると感じました。 -
さくっと読めて、お手軽な感じです。
内容は、どうだろう?
読者(?)からの人生相談的な質問に西原理恵子氏が答えていく、という美輪明宏氏の人生相談と同じ形式の本です。
ただ、その答えは、「なるほど~」というよりは、「西原理恵子」という人を少しでも知っていれば、「こういう答えが返ってくるだろうな」というのが予想されるもので、そういう点でさくっと読めたのだと思います。
つまり、引っかかるところが何もなかった……的な。
前述の美輪氏や、伊集院静氏のエッセイのように、同じような人生相談的なエッセイを結構読んでいますが、美輪氏や伊集院氏ほど、記憶に残りません。
理由としては、美輪氏ほど、ぶっ飛んだ回答が帰ってくるわけでもなく、伊集院氏ほど(その正否はおいておいて)一本筋が通っている(少なくとも、ぶれはない)回答でもないからです。
タイトルが、記憶に残るのでたぶん大丈夫だと思いますが、
これでタイトルがふつーなら、読んだことを忘れて、もう一回読んでしまいそうです(笑) -
しようもないテキトーなコメントが多い中、対人関係になると、ああ、なるほど!という奇想天外な「悪知恵」や、なかなか真っ当なアドヴァイスもあって面白かった。男女関係になるとかなり下品な内容が目立ったけれど、一番気に入ったのは、「いらんこと言い」を直したい人に対する超テキトーな答え。つまらんこと考えてクヨクヨするな、ということなのだろうけどね。このテキトーな感じが良くて、何となく相談を持ちかける人の気持ちがわかるような気になりました。まともな回答が来たらラッキーで、超テキトーな回答が来たらさらにラッキー!
-
たくましいなぁの一言。
-
私の中では悪知恵なんてタイトルだからどんな毒舌の内容が書かれているんだろうと、わくわくして読み始めた。
読み終えた結果、ごく一般的な相談内容のアドバイスが書かれている。
私のなかでは悪知恵とは思わなかったかな -
読者からのお悩み相談室。文中にもあるように「甘えるな、自分で調べろ、自分で決めろ」と思う問合せばかりで、下らない。
でも後半のトラブル編は少しは面白い。
めんどくさい人でもホステスや店員になったと思って、そういうお客はどうしたらうまくあしらえるかを考えよう!はなるほどなと思う。