- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166609475
作品紹介・あらすじ
2020年の東京五輪開催決定を受けて緊急出版!「日本が一番熱かった15日間」を15の視点から再現したドキュメントです。これを読まずして、東京五輪は語れません。15日間のそれぞれの主人公は下記のとおりです。第1日 坂井義則 聖火を灯した最終ランナー第2日 ホッケー代表 大敗からの出発第3日 三宅義信(重量挙げ) 金メダルへの「4年計画」第4日 ボート代表 選抜クルーの挑戦第5日 サッカー代表 銅メダルへの助走第6日 佐々木吉蔵 ボブ・ヘイズの信頼を勝ち取った名スターター第7日 織田幹雄 日本初の金メダリストの夢第8日 山方澄枝 ヘーシンクの髪を切った選手村の理容師第9日 田中聰子 メダルの重圧を背負った渾身の泳ぎ第10日 花原勉 八田イズムで掴んだレスリングの頂点第11日 中谷雅英 柔道初の金メダル第12日 寺澤徹 アベベ、円谷に敗れた42.195キロ第13日 杉山茂と西田善夫 国際テレビ中継を支えたNHKのスタッフたち第14日 男子バレー代表 「東洋の魔女」にかき消された銅メダルの快挙第15日 岸本健と土門正夫 写真家とアナウンサーが見た幸せな閉会式
感想・レビュー・書評
-
50年前の日々を、携わった人達の息遣いを感じさせてくれた秀逸な一冊。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【さまざまな立場から経験した祝祭を描く】聖火ランナー、金メダリストから、初の衛星放送に挑んだNHKのスタッフ、選手村でヘーシンクの髪を刈った理容師までを訪ね歩いた。
-
15日間の東京五輪を、当時の大会にかかわった選手や関係者の思い出を通して、さまざまな角度から描いている。最も印象的だったのは、レスリングの項。破天荒な指導ぶり、それについていく選手たちの姿が面白い。選手も大会も、いまとは違う空気を漂わせていた時代だったのだろうと思う。
-
選手達の心の動き、心情の描写が繊細で、飽きることなく読めました。男子バレーが銅メダルを取ったことはこの本で初めて知りました。それにしても、人気種目に報道が偏るのは、昔も今も変わらないなあ。