- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784166610181
作品紹介・あらすじ
何気なく買い求め、言葉の手引きとして使う国語辞典。しかし、個々の辞書には、「ことば」と「時代」に対する編者の哲学が色濃く現れる。岩波国語辞典、角川必携国語辞典、三省堂国語辞典、集英社国語辞典、新選国語辞典、新明解国語辞典、明鏡国語辞典。ハンディな7銘柄の小型辞典を比較しながら、「辞書の哲学」を徹底比較。カタカナ用語や古語の収録分布の違いから未来形か過去形かを探り、革新性と保守性をもジャッジする。辞書選びの手引きに、そして深遠なる辞書哲学へのガイドとなる一冊。
感想・レビュー・書評
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2015.6.12 まゆ美カード
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<blockquote>印象批評を避け具体的な面から辞書の哲学を探ろうとした著者の試みは、十分、成功したのではないか</blockquote>
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紙面の使い方が無駄。だだデータを羅列してその違いを述べるだけで、少しも超明解ではない。
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新書文庫
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なるほど、なるほど。
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三省堂が良いかも
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国語辞典の比較。序の能書きと本体の語釈が捻れているところの指摘など、実例を示して説明してくれるので、よくわかる。時代と共に方針が変わりつつ継承しなければならない部分もある苦悩が、見えた。
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内容はタイトルにあるほど「明解」だったようには思いませんでしたが、小型辞典の内容を、定量的・分析的に比較してそれぞれの辞書の特徴を説明してくれていたのはおもしろかったです。
最近は電子辞書ばかり使っていましたが、本の辞書にもそれ特有の良さがあるのだなと再認識しました。