なぜ必敗の戦争を始めたのか 陸軍エリート将校反省会議 (文春新書)

制作 : 半藤 一利 
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 109
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166612048

作品紹介・あらすじ

果たして陸軍の何が間違っていたのか、そもそも陸軍だけが悪いのか――雑誌『偕行』に掲載された、陸軍将校による座談会「大東亜戦争の開戦経緯」が初の書籍化。あの戦争を戦った陸軍軍人たちの本音とは。・日独伊三国同盟の功罪・なぜ仏印進駐は行なわれたのか・海軍との壮絶な駆け引き・予想を超えたアメリカの経済制裁・独ソ開戦の影響・いつ対米開戦を決意したのか ほかこの座談会を昭和史研究の基礎資料として読み込んできた半藤一利氏による約4万字の書き下ろし解説を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 日本が大戦で負けた理由をその当時の当事者を交えた座談会形式で解き明かしていくもの。

    失敗の本質的の様に戦略論ではなく外交や組織という面から見る。
    南方侵攻を進める海軍。北への侵攻を進める陸軍。お互いが組織の本質を見極めることなく、お互いをカバーすることなく戦争に突き進む。外交面ではアメリカは戦争に参加することはないだろうと言う考えと、ドイツがソ連を倒してくれるという楽観論と他力本願。そして戦争が泥沼化しても誰も責任を取ろうとしない無責任体質。

    戦争は始めるのは容易かもしれないけど、どのように終わらせるかも考えてもらいたい。そもそも戦争はしない方がよいのですが。

    戦争をしないためには、戦争を知ることが大切という意見には納得してしまいました。

  •  大戦当時の陸軍中堅層による座談会。当時の生々しさが伝わってくる。

     通常のことながら、当事者たちは後世の我々のような視点を持つことなく、その中でもがいていた感じが伝わる。

     ただし、そこはかとなく蛸壺化した認識が垣間見える。特に海軍との連携不足というより、音信不通状態など。

  • 2019/3/17読了。戦後74年を経て、尚先の大戦の総括が出来て来ない日本の現状に憂うると同時に、今の官僚や政治家の無責任な体質もそんなに変わっていないなと思う次第です。一方で、その判断の過ちから300万人を超える犠牲があったことは、決して忘れてはならないて肝に命じました。知的好奇心刺激させられた貴重な読書時間をもらいました。

  • 歴史の細部、太平洋戦争へと傾くその潮目を、関係者が振り返った座談会(実際にはかなり昔のもの)。機密に携わったものでまだ存命者も多かったであろうから、若干のボカシやバイアスがあるだろう。

  • 【陸軍将校による幻の座談会が蘇る】和平か開戦か――太平洋戦争開戦直前に陸軍は何を考えていたのか。中堅将校たちが明かした本音とは。巨大組織の内幕が見えてくる。

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