- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167120184
感想・レビュー・書評
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名画で綴るイエス伝。引用される聖句は格調のある文語体。随所に遠藤周作の聖書解釈が語られる。
「このクムラン教団にも接触したイエスが彼らの教義と真向から対決したことを、この『悪魔の誘惑』の描写は暗示しているのではないだろうか。」
ここの指摘に唸らされる。
名画の中ではテルブルッヘン「聖ペトロの否認」に心を惹かれた。 -
こういう本を読むと、いかに自分に教養が本質的に備わっていないかが露呈して嫌になります。絵を見ること、本を読むこと、歴史を学ぶこと、他国を知ること、色んな意味で当方の浅薄さだけが記憶に残ってしまいます。
うーん、シュテーデルって結構良い絵持ってんですなぁ、、、 -
(2002.08.29読了)(2002.05.05購入)
(「BOOK」データベースより)
ゲッセマネでの夜、死の不安に脅え、血の雫のような汗を滴らせて、呻き呻き「思召成れかし」と祈るイエス。手足に釘打たれ、死に至る六時間の苦しみに身を引き裂かれながら、なおかつ裏切った弟子たちの赦しを神に請うイエス…。ジオット、ベラスケス、ルオーなどの名画とともに、その人の生涯を辿り、「愛」の意味を探る画文集。
☆遠藤周作さんの本(既読)
「わたしが・棄てた・女」遠藤周作著、講談社文庫、1972.12.15
「死海のほとり」遠藤周作著、新潮社、1973.06.25
「イエスの生涯」遠藤周作著、新潮社、1973.10.15
「切支丹の里」遠藤周作著、中公文庫、1974.04.10
「フランスの大学生」遠藤周作著、角川書店、1974.05.30
「キリストの誕生」遠藤周作著、 新潮社、1978.09.25
「スキャンダル」遠藤周作著、新潮社、1986.03.05
「深い河」遠藤周作著、講談社文庫、1996.06.15 -
現実味を帯びてイエスが実在したんだなと思わせてくれる本。
三浦綾子の信仰とずいぶん違うんだなと思わせた本でした。
カトリックは習慣としてっていうけれど、その違いもあるのだろうか。
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烏兎の庭 第一部 書評 1.19.03
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/jesusy.html