イエス巡礼 (文春文庫 え 1-18)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167120184

感想・レビュー・書評

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  • エッセイに載っていたマリア・ロン・ラップの書いた「王が大工であった時」を読んでみたいと思ったのですが、図書館になかった、、、著者名も違っていた(なんと正しくはマリア・フォン・トラップ!)

    文藝春秋のPR
    神の愛、愛の神を説いた〈その人〉の生誕から復活まで、フラ・アンジェリコやルオーなどの名画とともにたどる十五章。限りないやさしさで私たちを誘う奇跡の生涯を明快に説く画文集。
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167120184

  •  名画で綴るイエス伝。引用される聖句は格調のある文語体。随所に遠藤周作の聖書解釈が語られる。
     「このクムラン教団にも接触したイエスが彼らの教義と真向から対決したことを、この『悪魔の誘惑』の描写は暗示しているのではないだろうか。」
     ここの指摘に唸らされる。
     名画の中ではテルブルッヘン「聖ペトロの否認」に心を惹かれた。

  • こういう本を読むと、いかに自分に教養が本質的に備わっていないかが露呈して嫌になります。絵を見ること、本を読むこと、歴史を学ぶこと、他国を知ること、色んな意味で当方の浅薄さだけが記憶に残ってしまいます。
    うーん、シュテーデルって結構良い絵持ってんですなぁ、、、

  • (2002.08.29読了)(2002.05.05購入)
    (「BOOK」データベースより)
    ゲッセマネでの夜、死の不安に脅え、血の雫のような汗を滴らせて、呻き呻き「思召成れかし」と祈るイエス。手足に釘打たれ、死に至る六時間の苦しみに身を引き裂かれながら、なおかつ裏切った弟子たちの赦しを神に請うイエス…。ジオット、ベラスケス、ルオーなどの名画とともに、その人の生涯を辿り、「愛」の意味を探る画文集。

    ☆遠藤周作さんの本(既読)
    「わたしが・棄てた・女」遠藤周作著、講談社文庫、1972.12.15
    「死海のほとり」遠藤周作著、新潮社、1973.06.25
    「イエスの生涯」遠藤周作著、新潮社、1973.10.15
    「切支丹の里」遠藤周作著、中公文庫、1974.04.10
    「フランスの大学生」遠藤周作著、角川書店、1974.05.30
    「キリストの誕生」遠藤周作著、 新潮社、1978.09.25
    「スキャンダル」遠藤周作著、新潮社、1986.03.05
    「深い河」遠藤周作著、講談社文庫、1996.06.15

  • 現実味を帯びてイエスが実在したんだなと思わせてくれる本。
    三浦綾子の信仰とずいぶん違うんだなと思わせた本でした。
    カトリックは習慣としてっていうけれど、その違いもあるのだろうか。

  • 烏兎の庭 第一部 書評 1.19.03
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/jesusy.html

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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