思考のレッスン (文春文庫 ま 2-16)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167138165

感想・レビュー・書評

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  • 本書にも現れているが、丸谷才一の考え方やものの見方は面白いなぁと思うときがある。こだわりがあったり、裏づけがあったり、など。本を読む限りでは、害になる事は無いと思う。普段は我々が、あまり気にしないところを指摘していると思う。ヒントもあるが、どうでもいいこともあり。
    白玉クリームあんみつ、については著者と同意見。即物的で考えなくとも分かってしまう、デジタルな名前の付け方で、色気が無いと思う。
    本を読むコツ、インデックスリーディングは出来そうに無いと考える。本の大筋を捉えることばかりで、言葉には注目していないと思う。人物表、年表については、同感。出てきたら、すぐに書き留めないと、忘れてしまい、後から誰だ?と探すのが大変。という経験は、何度もした。
    敬語が邪魔になる時、首相某のあと、変な敬語が増えたと感じる。口からすらすらと出てくる。おかしいなと感じたら、直す努力をしないと。直すためには、大変な時間と労力がかかる。
    発見したこと、丸谷と三島は同年であった。

    読書の効用
    1 情報を得られるということ
    2 本を読むことによって、考え方を学ぶことができる
    3 書き方を学ぶということ

  • ・西洋小説が好きなこと
    ・日本のは永井荷風が好き
    ・読書の効用…情報を得られること、考え方を学ぶこと(特にものを考える人がでてくるのは勉強になる)、書き方を学ぶ
    ・書評を読む
    ・学者の本を読む
    ・百科事典を読む
    ・学者の書いた回想録、自伝、伝記を読む
    ・書を捨てて街へ出よう
    ・「させていただきます」

著者プロフィール

大正14年8月27日、山形県生まれ。昭和25年東京大学文学部英文学科卒。作家。日本芸術院会員。大学卒業後、昭和40年まで國學院大學に勤務。小説・評論・随筆・翻訳・対談と幅広く活躍。43年芥川賞を、47年谷崎賞を、49年谷崎賞・読売文学賞を、60年野間文芸賞を、63年川端賞を、平成3年インデペンデント外国文学賞を受賞するなど受賞多数。平成23年、文化勲章受章。著書に『笹まくら』(昭41 河出書房)『丸谷才一批評集』全6巻(平7〜8 文藝春秋)『耀く日の宮』(平15 講談社)『持ち重りする薔薇の花』(平24 新潮社)など。

「2012年 『久保田淳座談集 暁の明星 歌の流れ、歌のひろがり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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