即身仏の殺人 (文春文庫 た 26-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167164072

作品紹介・あらすじ

湯殿山麓の映画ロケ地から出土したミイラの所有権を巡って騒動が起こるなかで肝心のミイラが消失、さらに連続殺人事件が。長山と亜里沙、塔馬双太郎が活躍する長篇推理。(小梛治宣)

感想・レビュー・書評

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  • ミステリとしては容疑者が限定されたフーダニットになるのだろうが、それでこのロジックはお粗末だろう。トリックらしきものはないし、これをホワットダニットと言われても困る。ミステリ風味の軽い読み物と思えばいいのだろうが、それにしてもキャラクターが不快。ことに主人公格の作家のキャラは勘弁して欲しい。文筆業の中枢が中年男性だけで占められて、謂わばオヤジのエコーチェンバーだった時代はこういう妄言がまかり通ったんだなあと、ある意味感慨深い。

  • 2014/11/03購入
    2015/02/11読了

  • リサ&チョーサクシリーズ。

    リサとチョーサクの会話が小気味良く、楽しかった。チョーサクのミステリ作家ならではの推理の仕方が成る程なぁという印象だった。途中、推理が破綻したら、潔く諦めてハイ、次、みたいな切り替えの速さも小気味良い。最終的には塔馬に持っていかれてしまうけど、チョーサクのキャラも結構好きかも。

  • 塔馬双太郎大学同窓シリーズ、
    女優オケイロケ先で発掘された即身仏。
    隠された過去を塔馬が解く。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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