秋色 (しゅうしき) (上) (文春文庫) (文春文庫 ひ 1-48)
- 文藝春秋 (1990年9月10日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167168483
作品紹介・あらすじ
一人の男のエゴに振り回される三人の女。そしてそれは殺人事件をも引き起こす。建築家夫人、銀座の高級クラブのママ、女子大生、それぞれの生き方を通して現代の愛を描いた長篇。
感想・レビュー・書評
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平岩弓枝は面白いなぁと改めて思う。登場人物、舞台、話の展開、すべてに隙がない。どんどん引き込まれる。女版菊池寛ではないかと私は勝手に思っている。昼ドラにならないのが不思議なくらいだ。
著名な建築家良衛とその妻菊子、大学講師の新八郎、クラブのママ奈津江、その娘世紀、クラブの従業員健二。それぞれの思惑が次々と事件を起こし、事態を複雑化させていく。ついには・・・。
そういえば学生時代の日本文学の授業に、毎回テキストになった本の登場人物に女優俳優をキャスティングして提出する、というおまけがあった。本書でいえば・・・と考え始めて頭がパンクしそうになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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