御宿かわせみ (15) 恋文心中 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168605

作品紹介・あらすじ

講武所教授方と軍艦操練所通いの新生活に入った神林東吾は、操練所で知り合った青年に相談を持ちかけられる。大名家の御後室が恋文を盗まれ脅されているという。指定された場所に、東吾は青年の身代りで出向く。他にるいと東吾が晴れて夫婦となる「祝言」など七篇を収録。大川端の旅館『かわせみ』の面々がおくる人情捕物帳。

感想・レビュー・書評

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  • 東吾はやたらとおなごに惚れられていいなあ。

  • 【8作収録】
    ・雪女郎の目撃談が続き、ついには材木問屋の番頭が殺された。雪女ではなく雪女郎と断言した根拠はどこにあるのか
    ・武家が貧して鎧兜を売り払う時世、鎧兜をまとった幽霊が出るとの噂が広がった。質に入れた兜をなぜか幽霊がかぶっていたと聞いた武家は、家の恥になる前に取り戻そうとする
    ・大名の後室と関係を持った東吾の同僚。手紙が一部盗まれ、金を要求する文が置かれていた。身の破滅にならぬよう内々に動いた東吾らだったが・・・
    ・夫に殺されるとかわせみに来たるいの昔なじみ。男をけしかけたり、石見銀山やトリカブトに興味を持ったりと、不審な行動が多い夫。妻のほかに女でもできたのか、それとも・・・
    ・東吾・るいの祝言
    ・神田小町と呼ばれ、人気を二分していた2人の娘が立て続けに殺された。どうやら同じ男を争っていたようだが、そこに芸妓も加わり三つ巴に
    ・仲間との付き合いで吉原へ行った東吾。るいへの義理立てのため、一晩中身の上話を聞いてやった新造が、後日、縁を切った男に殺された
    ・女芸人の妹分が大名の抱え医師に孕まされた挙句に乱暴、堕ろされた。訴え出たところ、芸人風情が金欲しさにでっち上げたと見なされる

  • くま様んちへ船に乗ってお引越し?。

  • 御宿かわせみ、15巻目。
    とうとう東吾とるいが祝言をあげることとなりました〜♪
    この巻を抜かして買ってしまったので、ほしかったのよね。

    ちょっと事件が凶悪化してるなぁ、って言う気が。

  • やっと東吾とるいが結婚。ながかったね〜

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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