御宿かわせみ (27) 横浜慕情 (文春文庫) (文春文庫 ひ 1-78 御宿かわせみ 27)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 241
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167168780

作品紹介・あらすじ

源太郎、花世らを連れて外国船で賑う横浜を訪れた東吾。美人局(つつもたせ)に身包みはがされて、首をくくろうとした英国人船員のために、一肌脱ぐことになるが……。お馴染みの江戸情緒に、横浜の異国情緒が花を添えた表題作ほか、子供の頃別れた母と娘の切ない行き違いを描いた「鬼ごっこ」「烏頭坂今昔」「鬼女の息子」など全八篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • いまさら感想の書きようも無く。
    いつものメンバーがいつものように。。。何せシリーズ27作ですから。。。

  • 27

  • 江戸時代を背景とした短編集

  • ・三婆
    ・鬼ごっこ
    ・烏頭坂今昔
    ・浦島の妙薬
    ・横浜慕情
    ・鬼女の息子
    ・有松屋の娘
    ・橋姫づくし

  • 【8作収録】
    ・小太りで気の強いおよね、品が良く気弱なおつる、小ずるく飄々としているおかめの3人の老女の姉妹。富くじの当たり券をめぐって世間を騒がす騒動を起こす
    ・両親が夫婦別れをした際、父親のもとに残った娘。父の死を機に22年ぶりに母親を訪ねるが、冷たく追い返される。22年前に別れる際に娘が母に向けて言った言葉が鍵を握る
    ・1年前に遠島になった罪人3人が島抜けをした。訴人した元仲間の男は報復を恐れ、源三郎に庇護を求めていたが、その甲斐もなく遺体で見つかった。しかし、東吾は島抜けの3人の仕業ではないと感じる
    ・花世や源太郎を連れて横浜まで出かけた東吾ら。途中、浦島太郎伝説の残る村へ立ち寄り、かわせみに泊まっていた客のもてなしを受ける。しかし、男は数時間後に死亡し、駆けつけた弟は狼狽する
    ・横浜で首くくりをしようとした男を助けた東吾ら一行。よく見ると、東吾の知り合いの英吉利人水兵で、美人局にひっかかり、水兵の制服を剥ぎ取られたとのこと。力になってやろうと東吾が立ち上がる
    ・奉公に上がった娘を訪ねてかわせみへやって来た男。しかし、かわせみではそのような娘に覚えがなく、男が記憶している店の名前も違うことから単純に勘違いをしたものと思ったが・・・
    ・染物屋が女房の死を機に、なさぬ仲の娘を良かれと考えた末かわせみへ奉公にあげようとする。しかし、当の娘は男と一緒に実の父親に会いに行ってしまう
    ・女隠居ばかりを狙った人さらいが続出した。調べてみると、みな口うるさく、嫁につらく当たる隠居ばかりだが、家族は世間体のために大金を払い、身柄を返してもらう。戻ってきた誰もが記憶が曖昧で・・・

  • 異人さんが出てきたりして、幕末の異国情緒満点な一冊。でも読むのにすごーく時間かかった。時間的に言えば「おくりびと」とかよりも前に着手したので、どんな短編があったかすでに前のほうは覚えていないくらい(汗)。でもそれなりに面白かった…と、思う←めっちゃあいまい(汗)。

  • 2007/9/23
    BM-H E

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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