PINK (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2009年9月4日発売)
3.13
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167203146

みんなの感想まとめ

主人公が旦那の異変に気付くことで始まる物語は、ミステリーとヒューマンドラマが巧みに交錯しています。奇妙なメールから始まる展開は、恋愛や夫婦関係の複雑さを描きつつ、阪神大震災の影響を受けた人々の心の傷に...

感想・レビュー・書評

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  • ある日突然自分の夫が別人なのではないかと思うほどの違和感をかんじてしまうメイ。
    そして夫は殺人事件の容疑者になってしまった。
    平凡な毎日を過ごす外科医の妻が、夫の無実を晴らすことと自分の中の
    違和感の謎を探るミステリー。

    謎解きに不満が残ってしまう。
    終盤に一気に謎が解き明かされるが、
    それは読者に予想させるようなタイプの作品ではなかった。

    ミステリーというよりは、心の傷から立ち直る過程を描いた内容であって、殺人事件なんて無くてもいいんじゃないかなぁ。
    阪神大震災から街も人の心も復興するたくましさを全面に出せばいいのに。

  • 占いと宗教。表裏一体といったところ。

  • *「そろそろ時間切れです。心の準備をして下さい」。メイに差出人不明のメールが届いた日から、夫は別人のように変わってしまった。しかも夫はその後、殺人容疑で逮捕される。続発する事件と過去とが繋がったとき、思いもよらぬ真相が明らかに。震災後の神戸を舞台に、愛の再生を描いた傑作長篇ミステリー*

    夫が別人、なのではなく…と言うところに鍵が。悲しいけれど、あたたかな感情が湧き出て来るような読後感。喪失と再生の物語。

  • ある日、主人公は旦那の細かな異変に気付く。食事の習慣がまるで違っている。それもたった数日間、離れていた間に。
    その直前には奇妙な差出人から奇妙なメールが届いていた。「そろそろ時間切れです。心の準備をして下さい」

    …ミステリとして読むなら「それOKってことなら何でも成立しちゃうだろ!?」なツッコミどころが後半に行くにつれどんどん出てくるけれど。
    恋愛や夫婦関係を巡る人間の気持ちや、自然災害と人の死の問題、など、ヒューマンドラマ的な視点ではズシンと来る要素が強かった。

  • 割とサクサク読めたけど、まぁ、突っ込みどころ満載なストーリー。
    タイトルはPINKでなくてもいいような。
    全体的にガチャガチャしすぎてて、ちょっと疲れた。
    達也が1番かわいそうだった。

  • そういうこと、かぁ・・・。
    気づいて良かったね、と思う。

  • 神戸の震災で婚約者を失ったメイ。
    その後、見合いで結婚したがある日、旦那が入れ替わる!?

    新興宗教や、殺人事件、メイの周りで起こる不可解な出来事に先が気になる展開でわりと一気読み。

  • 阪神大震災から5年後の神戸を舞台としたミステリー。

    3.11以前なら全然別の印象をもったのだろうけど、やっぱりあの地震は社会にとって色んな所で大きな転換点になっているんだなと痛感した。神戸で人間の無力さとそれでも再生するしぶとさを肌で感じてきたんだけど、3.11はもう全く別次元の災害なんだなと

    前半から謎が解き明からされるまでの展開はなかなか読ませる。読み始めに思っていたものと違ってきて、そのギャップがエエように作用してるなと思ったのだけど。

    物語の構図が分かり出した後半から、ちょっと行き過ぎたご都合主義や新興宗教に対する遠慮気味の描き方が鼻につき出し、結果的に中途半端な感じがぬぐえなかったことは残念。

    完全に恋愛小説にしてしまった方が良かったのかなぁと思った

  • 柴田よしきさんの描く、女性の感情起伏の激しさに
    ちょっと疲れるなーなんでこんな皆ヒステリックなんだー
    と、当分読む気がなかったのだけど、
    阪神淡路大震災の物語だったので、気になって読んでしまった。

    途中ヒヤヒヤしたけど、結末も少し緩いけど
    救いのある締めでよかった。

  • 震災後の神戸が舞台。1通のメールが届いた後、夫が別人に変わってしまったことに気付く。

    読み終えて、以前に読んだことがあるのを思い出した。。。

  • 以前に既読をチェック

  • たぶん、あなたは脱皮しなくてはならない時期を迎えている、そういうことでしょうね。大きく変わる必要があるという意味だと思います。

    強くならなくちゃ。そう、強くなるのだ。負けていてはダメだ。

  • 震災の傷跡はこういう残り方もあるんだな。。

  • 新興宗教怖い。
    神秘の力を信じてない私には不思議な話だった。

  • 読了日、311…
    大きな災害で苦しむ心は同じなのかも。

  • 前半が面白い、恩田陸と似た話だと思いました。
    序盤のどきどき感とか引き込んでいく力はすごいなと。
    後半へ徐々に落ち着いていくけど、ここに貴志祐介みたいな飛躍があればもっと好みだったw
    表紙からするともっとインパクトあるかと思ったんだけど。
    でも十分面白かった。

  • 「震災後の神戸を舞台に、愛の再生を描いた傑作長篇ミステリー」ミステリーとしては、少し物足りなかったけど、新興宗教絡みの展開は面白かった。題材とは裏腹にサラッと読めちゃいました。

  • ほんとは2.5くらいにしたいところだな。
    大筋では好きなんだけど、そもそもこんなのありえないと思ってしまうのでちょっと興ざめ。

  • 阪神大震災後、街並みもひとも表面的には再生を果たし歩き出したように見える。しかし大きな喪失から立ち直り再び進むためには年月だけでは足りない。

    それは人との結び付きであり、自らの勇気でも、努力でもある。

    進むことは同時に何かを捨てること、忘れることかもしれない。
    それが悲しいことであっても生きている限りは進み続けなければいけない。

    物語としてはありふれたような展開。
    だが軽く読め、また題材としては面白い。

  • 気になった作者の作品だったので、購入。
    阪神大震災が題材になっており、震災から5年後の神戸で起こった出来事が小説の内容として登場。

    阪神大震災も3.11も現地ではないけど、近く(京都や東京)で体験したワタシにとって、被災した人の心に受けた傷について、よくわかる部分もありました。当時のことを思い出してしまいました…。

    とはいえ、これは小説!
    エエッという奇想天外(とまではいかないかもですが…)な展開やら、宗教がらみでどうの~とか、軽めのタッチで描かれている部分もあって、サラッと読める内容になっています。ミステリ仕立てで、なんでこうなるの~が楽しめます。

    話としては面白いのですが、題材が震災なので、タイミング的にううむ~といった感じです。
    この作者の本は2冊目になりますが、なかなか読みやすくて好きになりました。
    オススメです。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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