- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167215149
感想・レビュー・書評
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江藤新平とは名前は知っているけど、具体的にはには知られていないんじゃないかと思う。そういう興味で読んでみた。
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4167215144 300p 1998・4・10 1刷
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<作品紹介>
明治7年、初代司法卿の江藤新平は「佐賀の乱」の首謀者として、佐賀裁判所で死刑判決を受け、即日、斬首された。彼はなぜ栄光の座を捨てて下野したのか。司法権の独立に辣腕をふるって、法の正義を貫いた江藤新平は、薩長勢力と対立して悲劇的な最期を迎える。司法と行政の権限争いの視点から描く裁判小説。 -
江藤関連の本は「歳月」以外じゃ初めて。
しかしまさかの江藤の人生をプロローグで全て紹介、征韓論ほぼ放置・小野組転籍問題中心の構成にまず度肝を抜かれる。いやとっても興味深い内容だったけどさ!
中盤~ラストまでの江藤の空気っぷりは異常。槇村と木戸のが目立ってたぞ。
何だ?要するに主に長州追い落としの急進的活動を進めてたのは福岡孝弟とかで、江藤は既にこの頃から流されてたのか…?
しかし、マニアックな本だ。どこをターゲットにして書かれてるんだろう(笑)
いっそ新書にでもすればいいのにな、と思った。どこまで史実なんだろう。江藤についても要勉強だなあ。
解説がまさかの古川薫!いやあ、世界は狭いですね(笑)
この人の書くものちょっと苦手なんだけど、思いがけないところで見かけるとうれしくなる不思議。 -
槙村に「半九郎」呼びする参議さんが可愛い・・・
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けっこう木戸さんが登場して喜んでました。切ないですねえ江藤ちゃん。