司法卿江藤新平 (文春文庫 さ 4-14)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167215149

感想・レビュー・書評

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  • 江藤新平とは名前は知っているけど、具体的にはには知られていないんじゃないかと思う。そういう興味で読んでみた。
    これは

  • 4167215144 300p 1998・4・10 1刷

  • <作品紹介>
    明治7年、初代司法卿の江藤新平は「佐賀の乱」の首謀者として、佐賀裁判所で死刑判決を受け、即日、斬首された。彼はなぜ栄光の座を捨てて下野したのか。司法権の独立に辣腕をふるって、法の正義を貫いた江藤新平は、薩長勢力と対立して悲劇的な最期を迎える。司法と行政の権限争いの視点から描く裁判小説。

  • 江藤関連の本は「歳月」以外じゃ初めて。
    しかしまさかの江藤の人生をプロローグで全て紹介、征韓論ほぼ放置・小野組転籍問題中心の構成にまず度肝を抜かれる。いやとっても興味深い内容だったけどさ!
    中盤~ラストまでの江藤の空気っぷりは異常。槇村と木戸のが目立ってたぞ。
    何だ?要するに主に長州追い落としの急進的活動を進めてたのは福岡孝弟とかで、江藤は既にこの頃から流されてたのか…?
    しかし、マニアックな本だ。どこをターゲットにして書かれてるんだろう(笑)
    いっそ新書にでもすればいいのにな、と思った。どこまで史実なんだろう。江藤についても要勉強だなあ。

    解説がまさかの古川薫!いやあ、世界は狭いですね(笑)
    この人の書くものちょっと苦手なんだけど、思いがけないところで見かけるとうれしくなる不思議。

  • 槙村に「半九郎」呼びする参議さんが可愛い・・・

  • けっこう木戸さんが登場して喜んでました。切ないですねえ江藤ちゃん。

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著者プロフィール

1937年4月15日朝鮮咸鏡北道穏城郡訓戒面豊舞洞167番地で生まれる。
1941年12月末朝鮮から関釜連絡船で広島県高田郡小田村へ帰国。
1950年6月広島県高田郡小田村中学校から八幡市立花尾中学校へ編入。
1956年4月福岡県立八幡中央高校を卒業して八幡製鉄所入社。
1963年5月「ジャンケンポン協定」で第3回日本文学賞を受賞。
1976年2月「復讐するは我にあり」で第74回直木賞を受賞。
1991年6月「身分帳」で第2回伊藤整文学賞を受賞。
2006年11月北九州市立文学館の初代館長に就任。

「2011年 『昭和二十年八さいの日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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